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父はプレミアリーグの名選手!2026年に飛躍を目指す「レジェンドの息子」6人

  • 2026.9.22

かつてプレミアリーグを沸かせた選手たちの息子が、次々とプロの舞台に姿を現している。リヴァプールで活躍したエミール・ヘスキー、アーセナルで愛されたエマニュエル・エブエ、ブラックバーンの守備を支えたクリストファー・サンバの系譜を継ぐものたちだ。

今回は『Planet Football』から「2026年に飛躍を目指す、プレミアリーグのレジェンドの息子6人」をご紹介する。

フロイド・サンバ

画像: (C)Getty Images
(C)Getty Images

父親:クリストファー・サンバ

父クリストファー・サンバは、ブラックバーンで名を上げた身長194cmの大型センターバックだ。圧倒的なフィジカルと空中戦の強さで、プレミアリーグに確かな存在感を残した。

2007年にヘルタ・ベルリンから加入した際の移籍金は45万ポンド。当時としても格安だったが、すぐに守備の中心となった。その後はロシアのアンジ・マハチカラへ渡り、QPRを経て再びロシアでプレーしている。

その息子が2026年9月、マンチェスター・シティで鮮烈なデビューを飾った。2009年1月生まれのフロイドは、U-9年代からシティで育った17歳のMFだ。

2025-26シーズンは育成年代の公式戦24試合で17得点6アシスト。プレミアリーグ2ではストーク・シティ相手にハットトリックを達成するなど、中盤の選手とは思えない得点力を見せた。

そしてトップチームデビューは9月17日、カラバオカップのノリッジ戦。エンツォ・マレスカ監督が与えたポジションは、なんとセンターフォワードだった。本来は中盤の選手で、本人も9番の経験はないと監督に伝えていたという。

ところが、前半28分にヘディングで先制点を奪うと、後半にはペナルティエリア外から鮮やかな一撃。2得点で5-0の大勝を演出し、デビュー戦でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。

なお、兄のタイロンもシティのアカデミーに所属するアタッカーで、2026年のFAユースカップ決勝には兄弟そろって先発している。

ルイス・クーマス

父親:ジェイソン・クーマス

父ジェイソンは、WBAやウィガンでプレーした元ウェールズ代表MF。足元の技術と攻撃的なセンスで、2000年代のイングランドに存在感を示した。特にWBAで中心選手として活躍したことで知られ。ウェールズ代表では34試合10得点を記録している。

そんな中盤職人の父に対し、息子ルイスは前線を主戦場とするアタッカーだ。トランメア・ローヴァーズの育成組織を経てU-11年代でリヴァプールに加わり、2024年2月のFAカップ、サウサンプトン戦でトップチームデビュー。ユルゲン・クロップ監督のもと、初出場で初ゴールを決めた。

ただ、その後は出場機会を求めてストーク・シティ、バーミンガム・シティ、ハル・シティへ期限付き移籍。そして苦しい状況が変わったのは2026年夏のことだ。

アルネ・スロット監督のもとでは出番がなかったが、新たに就任したアンドニ・イラオラ監督がプレシーズンの献身的なプレーを評価。再びのレンタルではなく、トップチームに残す方針を示した。

8月には念願のプレミアリーグデビューを果たし、父に続いて親子でイングランド最高峰の舞台に立つ。そして9月15日、カラバオカップのトッテナム戦で先発出場。2024年のデビュー戦以来、907日ぶりのリヴァプールでの先発だった。最前線から積極的にプレスをかけ続け、ゴールこそなかったものの、チームは3-1で勝利。サポーター投票のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれている。

レジー・ワトソン

父親:ベン・ワトソン

サッカーファンにとって「ワトソン」という名前は、2013年のFAカップ決勝を思い起こさせるかもしれない。父のベンは、クリスタル・パレスやウィガンでプレーしたイングランド人MF。派手なスターではなかったが、中盤で堅実なプレーを続けた職人系だった。

その息子のレジーは2010年1月生まれの16歳。父もプレーしたクリスタル・パレスの育成組織から、U-15年代でチェルシーへ移った。

ポジションは中盤で、クラブ公式サイトではボール保持時の冷静さや状況判断、セットプレーの技術が評価されている。年代別のイングランド代表ではU-15とU-16でキャプテンも務めた。

2025-26シーズンは、U-18チームに定着。2026年夏にはシャビ・アロンソ監督率いるトップチームのプレシーズン遠征に帯同し、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦では先発から試合終了までプレーした唯一のチェルシー選手になった。

転機は9月9日だ。カラバオカップ3回戦のリーズ・ユナイテッド戦で、アロンソ監督はレジーを先発に抜擢。16歳226日での公式戦デビューだった。

マティス・エブエ

父親:エマニュエル・エブエ

父エマニュエル・エブエは、2000年代のアーセナルを知るファンには懐かしい名前だろう。

2005年から2011年までアーセナルに在籍したコートジボワール代表で、右サイドバックや中盤など複数のポジションをこなし、運動量とスピードでアーセン・ヴェンゲル監督のチームを支えた。

その息子マティスが現在所属しているのは、アーセナルのライバルであるチェルシーだ。

2009年1月生まれの17歳で、ワトフォードのアカデミーで育ち、2025年1月にチェルシーへ加入した。サイドバックの印象が強い父と違い、息子は攻撃的MF。左ウイングから中央へ切り込んでチャンスを作るのが得意だが、クラブ公式サイトでは「前線のさまざまな位置をこなせる創造性豊かな選手」と紹介されている。

ワトフォード時代はU-16年代でU-21チームに出場。チェルシー移籍後もU-18デビュー戦のクリスタル・パレス戦でいきなりゴールを決めた。UEFAユースリーグにも出場し、2025-26シーズンはU-18で公式戦29試合10得点。17歳の誕生日を迎えた直後に、初のプロ契約を結んでいる。

年代別のイングランド代表でも頭角を現した。2025年9月にU-17代表デビューを果たすと、11月にはアメリカ相手にハットトリック。2026年5月には、リヴァプールの本拠地アンフィールドでトップチームのベンチ入りも経験した。公式戦デビューにはまだ至っていないが、その日はかなり近いと考えられている。

レイガン・ヘスキー

父親:エミール・ヘスキー

父エミール・ヘスキーは、レスター・シティ、リヴァプール、ウィガン、アストン・ヴィラなどで活躍した元イングランド代表FW。屈強なフィジカルと献身的なプレーでプレミアリーグ500試合以上に出場し、代表でも62試合で2002年と2010年のワールドカップを経験した。

リヴァプール時代はマイケル・オーウェンらと前線を組み、2000-01シーズンにFAカップ、リーグカップ、UEFAカップの3冠(カップ・トレブル)を達成している。

その息子レイガンは、2008年1月生まれのウイングだ。リヴァプールで生まれ、父のキャリアに合わせて各地で育ち、オーストラリアで暮らした経験もある。イングランドへ戻ると8歳でマンチェスター・シティのアカデミーに加わり、約10年を名門の育成組織で過ごした。

武器はスピードと得点力。2024-25シーズンはU-18で公式戦41試合に出場して36得点に関与し、翌季にはU-21で41試合13得点16アシスト。2025年9月のカラバオカップ、ハダースフィールド戦では、ジョゼップ・グアルディオラ監督のもとでトップチームデビューも果たした。

しかし今年夏、彼は新しい挑戦を選ぶ。移籍先はドイツの1.FCケルンで、契約は2031年6月までの5年間。トーマス・ケスラー強化責任者はフィジカルの強さ、スピード、複数の攻撃的ポジションをこなす柔軟性を評価し、本人も国外で次の段階へ進みたいと意欲を語っている。

ジェイデン・ヘスキー

父親:エミール・ヘスキー

エミール・ヘスキーの息子は、レイガンだけではない。兄のジェイデンもシティのアカデミーで育ち、プロとしての道を歩んでいる選手だ。

2005年12月生まれの20歳。スピードが武器のウイングである弟に対し、兄は中盤を主戦場とする。以前はストライカーや攻撃的MFでの起用が多かったが、成長とともに攻守両面に関わるボックス・トゥ・ボックス型へ役割を移していったという。

トップチームデビューは2025年9月、カラバオカップのハダースフィールド戦だった。同じ試合で弟のレイガンもデビューしており、兄弟そろってプロの第一歩を踏み出す、ヘスキー家にとって忘れられない一日になった。

そして2026年1月、出場機会を求めてシェフィールド・ウェンズデイへ期限付き移籍し、初めてシティ以外のクラブでプレーした。2025-26シーズン後半は公式戦20試合に出場。夏にいったん復帰した後、再びシェフィールド・ウェンズデイへのレンタルが決まり、今度は2026-27シーズン終了までイングランド3部でプレーする。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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