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「階段こわかったの?」買い物帰りに立ち止まっていた女性。私がそっと手を貸した瞬間

  • 2026.8.14
「階段こわかったの?」買い物帰りに立ち止まっていた女性。私がそっと手を貸した瞬間

玄関先で、何度も足元を見ていた

夕方、子どもと近所を歩いていたときのことです。

角を曲がった先で、同じ通りに住むおばあさんが自宅の玄関前に立っているのが見えました。

片手には杖、もう片方には買い物袋。

玄関へ続く数段の階段の前で、足元を見ながら何度か体を動かしかけては、また止まっています。

最初は少し休んでいるのかと思いました。しかし、近づいてみると表情がどこか困っているように見えました。

「大丈夫ですか?」

声をかけると、おばあさんはこちらを見て、少し恥ずかしそうに笑いました。

「この段差がね。荷物を持ってると、ちょっと怖くて」

買い物袋には牛乳や野菜などが入っているようで、かなり重そうです。

杖を使いながら袋まで持って階段を上るのは、確かに大変そうでした。

「荷物だけでも持ちますよ」

私は家族の介助をすることがあるため、ちょっとした段差でも、荷物を持ったままだと不安になることがあるのを知っていました。

「荷物、持ちますよ」

そう言って袋を受け取ると、おばあさんは「悪いねえ」と小さく頭を下げました。

私は子どもに「ここで一緒に待っていようね」と声をかけ、おばあさんの横について階段を上りました。

荷物がなくなると、おばあさんは杖と手すりを使いながら、一段ずつゆっくり進んでいきます。

私は急かさないよう少し後ろから歩き、玄関扉の前まで袋を運びました。

無事に上がりきると、おばあさんはほっとしたように息をつきました。

「ありがとう。最近、こういう段差が前より怖くなってね」

「いえいえ。荷物が重いと大変ですよね」

ほんの数分のことでしたが、声をかけてよかったと思いました。

帰り道、子どもが聞いてきたこと

おばあさんに挨拶をして歩き出すと、子どもが私の手を握りながら聞いてきました。

「おばあちゃん、階段こわかったの?」

「うん。荷物も重かったからね」

そう答えると、子どもは少し考えてから、「持ってあげたら上れたね」と言いました。

私は「そうだね」と返しました。

大げさなことをしたわけではありません。ただ、困っている様子に気づいて、できることを少し手伝っただけです。

それでも、誰かにとって難しいことが、自分にとっては簡単に手伝えることもある。そんな場面を子どもと一緒に経験できたことが、少しうれしく感じられた夕方でした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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