1. トップ
  2. 暮らし
  3. 子どもの醜形恐怖症にどう向き合う?美容医療を考える前に家族ができることを医師が解説します

子どもの醜形恐怖症にどう向き合う?美容医療を考える前に家族ができることを医師が解説します

  • 2026.8.11

外見を気にするあまり、学校や友達との時間を避けるようになった我が子。そこには、SOSのサインが隠れているかもしれません。子どもの心のうちを理解し、適切に寄り添うために知っておきたいことを、医師であり一児の母でもあるミサクリニック六本木本院院長の寺井美佐栄先生に伺いました。

ママ広場

「鼻の形が気になる」「肌が汚く見える」「周りの人より自分は劣っている気がする」など、見た目に関する悩みは、思春期のお子さんを中心に多く見られます。成長の過程で自分の外見を意識することは自然なことです。
一方で、美容皮膚科医として日々患者さまの見た目に関するお悩みに向き合う中で、外見への悩みの背景に、心のつらさが関係しているケースもあります。今回は、身体醜形障害(醜形恐怖症)について、ご家族が知っておきたいポイントをお伝えします。

身体醜形障害(醜形恐怖症)とは?

身体醜形障害とは、自分の外見について強いこだわりや不安を抱き、周囲から見ると気にならない程度の部分でも「大きな欠点がある」と感じてしまう状態です。
気になる部分は人によって異なり、肌、ニキビ、毛、鼻、顔の形などさまざまです。「少し気になる」という範囲から、「自分は醜いのではないか」と強い苦痛を感じる場合まで程度は異なります。
特徴として、気になる部分について何度も鏡で確認する、過剰に身だしなみを整える、人と比べてしまう、周囲に「大丈夫」と確認したくなるなどの行動が見られることがあります。
見た目を気にすること自体は誰にでもありますが、その悩みや確認行動に多くの時間や精神的な負担を費やし、学校生活や人間関係など日常生活に影響が出ている場合は、専門的なサポートが必要になることがあります。

家族ができる大切な対応

お子さんが「ここが嫌だ」「自分は変だ」と話したとき、保護者の方は「そんなことないよ」「気にしすぎだよ」と励ましたくなるかもしれません。
しかし、本人にとっては実際にそう感じて苦しんでいるため、否定されることで「分かってもらえない」と感じてしまうことがあります。

まずは、「そう見えるんだね」「そこが気になっているんだね」と気持ちを受け止めることが大切です。
また、鏡を何度も見る、気になる部分を隠すなどの行動があっても、無理にやめさせようと責めることは避けましょう。その行動には本人なりの不安を和らげようとする意味がある場合があります。
日頃から「かわいい」「きれい」といった外見だけではなく、努力したこと、優しさ、挑戦したことなど、外見以外の部分も認めることは、子どもの自己肯定感を育むうえで大切です。
私自身も2歳の子どもを育てる母親として、SNSなどで他人と比較する機会が増えた現代だからこそ、外見だけにとらわれない価値観を家庭で育てることの重要性を感じています。

美容医療を考える前に大切なこと

見た目の悩みがあると、「治療や美容医療で解決できるのでは」と考えることもあるかもしれません。
しかし、身体醜形障害の場合、見た目を変えても悩みの対象が別の部分へ移ってしまうことがあります。そのため、外見だけを変えることを急ぐのではなく、まずは専門家へ相談し、悩みの背景を整理することが大切です。
美容皮膚科の診療でも、医師には施術を行うことだけではなく、その方が本当に求めていることや、悩みの背景を理解する姿勢が求められます。
見た目への悩みを一人で抱え込まないこと。そして、ご家族が「相談していい悩み」として受け止めることが、お子さんの心を支える第一歩になります。

※記事構成の整理および校正に一部生成AIを使用しています。ファストチェックは医師により確認・監修を行っています。

執筆者

プロフィールイメージ
寺井美佐栄
寺井美佐栄

ミサクリニック 六本木本院 院長。
10年に及ぶ複数の大手美容皮膚科クリニックでの院長経験を経て、2022年にミサクリニック六本木本院を開院。豊富な症例経験を生かし、メスを使わず『ナチュラルな美しさ』を引き出す施術を得意とし、特に切らないたるみ治療やクマ取りなどのエイジングケアに定評がある。また、日々のスキンケアも重視し、医師としての知見を生かしたドクターズコスメ「Do skin」の開発も手がける。YouTubeなどでの情報発信にも力を入れ、施術からホームケアまで幅広い美容情報を患者目線で分かりやすく発信。一人ひとりのライフスタイルに寄り添った美容医療を提供している。
プライベートでは2歳児を育児中。

ミサクリニック 六本木本院

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ