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子どものメンタル相談はどこへ?受診目安と相談先を精神科医加藤院長が解説

  • 2026.8.10

子どものメンタルの悩みを相談したいけれど、精神科と心療内科があってどちらがいいのか分からない。そもそも、この2つの違いってなに?悩みの内容によって選んだ方がいいの?そんな悩みについて、さくらひだまり訪問クリニック院長の加藤久普先生にお伺いしました。

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「子どもが学校に行きたがらない」「試験前になると必ずお腹が痛くなる」といった状況に直面したとき、「どこの病院へ連れて行けばいいのだろう?」と悩む親御さんは少なくありません。
その際、多くの親御さんが疑問に抱くのが「精神科と心療内科は何が違うのか?」ということです。

今回は、現役の医師としてのリアルな視点から、この2つの診療科の違いや、病院の選び方、そしてご家庭での接し方について分かりやすく解説します。

医師から見れば「精神科」も「心療内科」も実は同じ?

結論から申し上げてしまうと、実臨床の場において「精神科」と「心療内科」は、ほぼ同じものと考えていただいて差し支えありません。実際に、街のクリニックの多くは「精神科・心療内科」と両方を標榜(看板に掲げること)しています。
強いて違いを挙げるなら、片方のみを標榜している場合、若干の傾向の差があるかもしれない、という程度です。

○精神科:どちらかというと、お薬を使った「薬物療法」がメインになる傾向。
○心療内科:お薬はあくまで補助とし、精神療法や環境調整、身体疾患の影響を重視する傾向。

しかし、これもあくまで「そういった傾向があるかもしれない」というレベルのお話です。実際の治療内容は、標榜している科名ではなく「個々のドクターの考え方や治療方針」によって決まるため、精神科か心療内科かで明確に判別できるものではありません。

では、なぜ「心療内科」という言葉があるのでしょうか。
それは患者さん側の心理的なハードルに関係しています。「精神科」というワードには、どうしてもまだ抵抗感や敷居の高さを感じてしまう方が多いため、「内科」という言葉がついている「心療内科」の方が、患者さんやご家族にとって受診しやすく感じることが少なくないと思います。

お腹が痛い、憂鬱で起きられない・・・どっちを受診する?

「試験の前にお腹が痛いと頻繁に言う」「憂鬱で起き上がる気力がない」といった具体的な症状がある場合、精神科と心療内科、どちらに行けばいいのでしょうか。

これに対する答えは「どちらでも差はないので、受診しやすい方で大丈夫」です。受診して診てもらえる病気に差はありません。

こういった症状が出た場合、ご家庭でまず優先していただきたいのは「本人の気持ちに寄り添って、心理面でサポートしていくこと」です。何が子どもの負担になっているのか、症状の原因となっているストレスを特定し、可能であればそれを取り除いてあげられるよう調整を行ってみてください。

それでもなかなか改善しない場合は、お薬が効果を発揮することも多いので、受診をご検討ください。
とはいえ、「子どもへの接し方が分からない」「ストレスの原因を取り除くといっても、親としてどうしていいか分からない」と悩まれることも多いと思います。そういった「どう対応していいか分からない」というご相談のためだけでも、ぜひお気軽に精神科(または心療内科)を受診していただければと思います。

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お医者さんを選ぶとき、何を基準にすればいい?

前述の通り、「精神科」か「心療内科」かという看板だけでは、どんな診療をしてくれるのかは判別できません。

お医者さんを選ぶ際の最も重要な基準は、各クリニックのホームページなどを見て、「個々のドクターの治療方針や得意分野を確認すること」です。
「お薬は最小限にとどめ、環境調整を重視します」「児童・思春期の心のケアを専門としています」など、ドクターのメッセージや専門領域が書かれていますので、お子さまの性格や、ご家族が希望する治療方針に合致するクリニックを選ぶようにしてください。

カウンセリングと病院、受診の順番は?

「病院ではなく、まずはカウンセリングを受けた方がいいのでは?」「いきなり病院に行ってもいいの?」というご質問もよくいただきます。

これについても、明確な決まりはありません。
まずはカウンセリングに通ってみて、それでもなかなか良くならないから病院を受診する、という流れでももちろん構いません。
逆に、最初から病院を受診していただいても全く問題ありません。「病院=すぐにお薬を出される」と心配される方もいらっしゃいますが、必ずしもお薬を使わなければならないわけではなく、診察の中で医師にお困りごとを相談し、アドバイスをもらうだけでも立派な治療の一つです。

また、知っておいていただきたい有益な情報として「訪問看護」の活用があります。
通常のカウンセリングは自費診療(全額自己負担)になることが多く、経済的な負担が大きくなりがちですが、クリニックが精神科訪問看護ステーションなどと連携している場合、本来は自費となるような心理面でのサポートやカウンセリング的なケアを、医療保険の範囲内で受けることができるケースもあります。こうした点も、最初から医療機関に相談するメリットの一つと言えるでしょう。

おわりに

子どもの心身の不調は、親御さんにとってもご不安が大きいものと思います。「精神科か心療内科か」と名前で難しく考えすぎず、ホームページで先生の雰囲気や治療方針を見て、「ここなら安心して相談できそう」と思える場所を見つけてみてください。医療の力も上手く借りながら、お子さまを一緒にサポートしていきましょう。

※文章の校閲などで生成AIを使用しています。

執筆者

プロフィールイメージ
加藤久普
加藤久普

さくらひだまり訪問クリニック東京埼玉院院長

東京大学理学部、および名古屋大学医学部を卒業。羽島市民病院にて内科・救急等の幅広い臨床経験を積んだのち、慶應義塾大学精神・神経科学教室に入局し助教を務める。

その後、鶴ヶ丘ガーデンホスピタルや都立松沢病院など精神科医療の第一線で研鑽を積む。さらに複数の在宅クリニックにて精神科および内科の訪問診療に従事して地域医療の経験を深め、「さくらひだまり訪問クリニック」を開設。精神科専門医、精神科指定医、認知症診療医の資格を有する。

精神疾患や認知症を抱える方が、住み慣れたご自宅で穏やかに過ごせるよう、専門性の高い訪問診療に尽力している。

【クリニック情報】
さくらひだまり訪問クリニック
精神科・心療内科・内科・訪問診療

住所:東京都北区赤羽西3ー26-12ロッソカンパーナ205
TEL:03-6324-8406

さくらひだまり訪問クリニック東京埼玉院

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