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「ずっとスマホ見てるね」授業参観中にスマホ動画を見続ける保護者。だが、子供たちの様子を見た先生の判断とは

  • 2026.8.11
「ずっとスマホ見てるね」授業参観中にスマホ動画を見続ける保護者。だが、子供たちの様子を見た先生の判断とは

教室の後ろでスマホを見続ける保護者

息子が小学生だった頃、授業参観に参加したときのことです。

その日は平日の午後でしたが、教室の後ろには多くの保護者が集まっていました。

私もほかの方たちと並び、子どもたちが先生の話を聞く様子を静かに見守っていました。

授業が始まってしばらくすると、少し遅れて一人の保護者が教室へ入ってきました。

後方には立つ場所があまり残っていなかったため、その人は壁際の空いた場所まで進み、邪魔にならないようにするつもりだったのか、その場にしゃがみ込みました。

そこまでは特に気にならなかったのですが、ほどなくしてバッグからスマートフォンを取り出したのです。

最初は連絡でも確認しているのだろうと思いました。

ところが数分たってもスマートフォンをしまう様子はありません。

画面を指で何度も動かしながら、短い動画を次々と見ているようでした。

音は出していませんでしたが、すぐ近くに座っていた児童が時折そちらへ目を向けています。

先生が黒板に問題を書いている間にも、その児童はちらちらと後ろを振り返っていました。

(気になってしまうよね…)

私も授業を見ながら、少し落ち着かない気持ちになりました。

近くにいた保護者も気づいたようで、声をひそめて話しています。

「ずっとスマホ見てるね」

「せめて教室の外で見ればいいのにね…」

とはいえ、授業中の教室です。誰かが直接注意すれば、かえって騒ぎになってしまうかもしれません。

周囲も困ったように様子を見ていました。

先生が授業の合間にかけた一言

やがて、子どもたちがプリントの問題を解き始めました。

先生は教室を回りながら一人ひとりの手元を確認していましたが、後ろまで来たところで、その保護者の前に静かに立ち止まりました。

そして、周囲に響かせるような声ではなく、本人に聞こえる程度の声で伝えました。

「恐れ入りますが、今は授業中ですので、スマートフォンのご使用はお控えいただけますか」

保護者は一瞬驚いたように顔を上げました。

先生は続けて、近くの児童へ目を向けながら言いました。

「子どもたちも気になってしまうようなので、ご協力をお願いします」

責めるような口調ではありませんでしたが、何をお願いしているのかは十分に伝わる言い方でした。

「あ…すみません」

その保護者は小さく答えると、すぐにスマートフォンをバッグへしまいました。その後は立ち上がり、ほかの保護者と同じように教室の後ろから授業を見ていました。

それまで何度か振り返っていた児童も、再びプリントへ視線を戻します。

先生も特別なことがあったような様子は見せず、前へ戻ると授業を再開しました。

「では、できた人から一緒に答えを確認していきましょう」

教室には、すぐにいつもの授業の空気が戻りました。

参観に来ている大人に注意をするのは、先生にとっても言いづらいことだったと思います。

それでも子どもたちの集中を優先し、必要なことだけを静かに伝える姿を見て、こういう対応なら角も立ちにくいのだなと感じた出来事でした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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