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「鳴ったり鳴らなかったりするんですよ」何度訪ねても応答がなかった家。だが、何度も訪問してわかった呆れた事実とは

  • 2026.8.11
「鳴ったり鳴らなかったりするんですよ」何度訪ねても応答がなかった家。だが、何度も訪問してわかった呆れた事実とは

何度訪ねても応答がない家

昨年、住んでいる地域の町内会で役員を担当したときのことです。

私の役目のひとつに、担当する世帯へ町内会費の集金にうかがう仕事がありました。

事前に回覧板で集金期間を知らせたうえで、週末の日中を中心に各家庭を回っていました。

ほとんどの家では一度か二度の訪問で集金できたのですが、一軒だけ、何度訪ねても応答のない家がありました。

最初に訪ねたのは土曜日の午後でした。

玄関脇のチャイムを押してしばらく待ちましたが、誰も出てきません。

留守なのだろうと思い、その日はポストに訪問したことを書いたメモを入れて帰りました。

数日後、今度は夕方にもう一度訪ねました。しかし、そのときもチャイムを押しても反応はありません。

さらに翌週、念のためもう一度足を運びましたが、やはり同じでした。

町内会費については後日あらためて相談すれば済む話でしたが、何度訪ねてもまったく応答がないため、「もしかするとチャイムに気づいていないのかな」と気になり始めました。

隣の人から聞いた意外な事情

三度目の訪問を終えて帰ろうとしたとき、ちょうど隣の家の方が庭先に出てきました。

私が町内会の集金で訪ねていることを話すと、その方は「ああ、たぶんチャイムが鳴ってないんじゃないかな」と教えてくれました。

以前から調子が悪く、玄関先まで来た人が声をかけないと気づかないことがあるそうです。

そこで私は玄関から少し離れた場所に立ち、失礼にならない程度の声で呼びかけてみました。

「すみません、町内会です」

すると数秒後、家の中から物音がして、玄関の戸が開きました。

出てきたのは年配の男性でした。

「何度か伺っていたんですが、チャイムが鳴っていないみたいで…」

そう伝えると、男性は申し訳なさそうな表情を浮かべました。

「最近、鳴ったり鳴らなかったりするんですよ」

男性自身も故障には気づいていたものの、普段あまり来客がなく、修理を後回しにしていたそうです。

事情が分かれば話は簡単でした。町内会費について説明すると、その場で用意してくれました。

私はそれまで、訪問する時間が悪いのだろうか、それとも何か事情があって出てもらえないのだろうかと、いろいろ考えていました。

けれど実際は、単純にチャイムの音が家の中まで届いていなかっただけでした。

何度訪ねても反応がないからといって、こちらの想像だけで理由を決めつけてはいけないものだと感じた出来事です。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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