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200ヤード前後の距離の攻略法!女子プロが解説

  • 2026.8.10

ピンまで残り200ヤード前後。距離は長いがグリーンに1打で乗せたい!試合でもFWやUTを多用し、正確なロングショットを放つ女子プロ3選手が、ミスせずクラブの性能を引き出す打ち方のヒントを伝授する。

重症の人は思いきってボール2個ぶん右にズラす

アイアンはダフるのにFWはトップが出る。それはボール位置が原因です。アマチュアのみなさんは、なぜかFWを持つとボールを極端に左に置いてしまう人が多い。するとインパクトでクラブが届かなくなり、トップのミスが頻発してしまいます。

そこで、ボール1個ぶん右にズラして打ってみてください。重症の人は2個ぶんでもOK。ボールを右にズラしてヘッドを上から入れることでミート率がよくなります。最初は低いライナー性の弾道をイメージして練習しましょう。

ボールを右にズラす

初・中級者の大半は無意識にボールを左に置いている(×)。それよりボール1、2個ぶん右にズラし、ヘッドを上から入れる意識をもつことが大事(○)

「私のボール位置は、スタンスのセンターよりやや左寄り。ここに置けば振り遅れのミスも防止できます」(リハナ)

ヘッドを上から入れて低く出す

低いライナー性の弾道をイメージし、ヘッドを上から入れて低く出す。この練習を繰り返すと、すくい上げる(クラブが下から入る)動きがなくなり、ミート率が向上する

幅広のソールを滑らせながら打つ

FWのなかでも3W(スプーン)は、シャフトが長く、ロフト角が少ないため、打ちこなすのが難しいですよね。だからといって、きっちりインパクトしようとするのはNG!インパクトはアバウトでいいので、ボールの手前にヘッドを落としてみてください。

とくに3Wはソール幅が広いので、多少ダフリ気味に打っても大きなミスになりません。その利点を活かしてボールの手前にヘッドを落とし、ソールを滑らせながら打つ。まずは素振りで、芝や練習場のマットを何度も叩き、ソールを滑らせる感覚をつかむことが大切です。

200ヤード前後の距離の攻略法!女子プロが解説
「幅広の大きなソールを有効活用。ボールの手前からソールを滑らせると、インパクトゾーンが長くなり、ボールを拾いやすくなります」(澁澤)
200ヤード前後の距離の攻略法!女子プロが解説
「球を打つ」という意識が強くなると、インパクトが「点」になってしまいソールを活用できない

素振りでソールを滑らせる感覚をつかむ

インパクトでソールの全面を芝に当てるつもりで素振りを行なう。芝を強く叩いてもヘッドが突っかからず、ソールが滑っていく感覚をつかむことが大事。最初は小さな振り幅からはじめよう

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ボール半個から1個ぶん手前(うしろ)にヘッドを落としソールを滑らせる
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インパクトはアバウトでOK!

ロフトなりの打ち出し角で狙った距離が打てる

200ヤード前後の距離の攻略法!女子プロが解説
シャフトのしなりを感じながら振り下ろす!(左写真)ボールを軽く払い打つイメージをもてばリキまずに飛ばせる(右写真)

ユーティリティはアイアンの延長として操作できますが、上から打ち込みすぎるとうまく当たりません。アイアンよりも長く、スイングプレーンがややフラット(ヨコ振り)になるぶん、クラブの入射角をゆるやかにすることがポイントです。

そのために私は、腕力に頼らず、力を抜いてシャフトをしならせる。そして、上から打ち込まずに、ボールを「さらっ」と払い打つ。このイメージをもつと、ロフトなりの打ち出し角とスピン量になり、狙った距離を正確に打てますよ。

上から打ち込みすぎると、ロフトが潰れて(立って)高く上がらない、スピン量が増えて飛ばない、といった弊害が起こる

スイング軸をキープしたまま、クラブの入射角をゆるやかにして、フェアウェイウッドのようにボールを払い打つ

スタンス幅はアイアンと同じ

「スタンス幅を広くしすぎると体が回りにくくなるので、ミドルアイアンとほぼ同じにして、ボールをやや左に置きます」(林)

クラブを最後まで振り切り、フィニッシュをしっかりとることで、上から打ち込む動きを修正できる

スイングプレーン

ユーティリティはアイアンよりもシャフトが長く、ボールから離れて立つぶん、スイングプレーンがややフラットになる。この違いを理解することが大事

いかがでしたか? 200ヤード前後の距離を打つ際、参考にしてみてください。

リハナ
●2001年生まれ、韓国出身。157cm。JLPGAのプロテスト合格を機に日本語を本格的に勉強し、今では流ちょうに話す。今季はステップアップツアーの「ツインフィールズレディース」2位タイなど調子も成績も上昇中。飯田通商所属。

澁澤莉絵留
●しぶさわ・りえる/2000年生まれ、群馬県出身。160cm。9歳からゴルフをはじめ、強豪の沖学園高校を経てプロ入り。新一万円札の肖像になった渋沢栄一の子孫として話題に。清水建設所属。

林菜乃子
●はやし・なのこ/1997年生まれ、神奈川県出身。154cm。18年のプロテストに合格。同年のステップアップツアー「京都レディースオープン」で初優勝。師匠の芹澤信雄にはプロ入り前から指導を受けており、師匠ゆずりの教え上手。

構成=小山俊正
写真=田中宏幸、高木昭彦

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