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「お前はいくら包んだんだ?」披露宴で祝儀の額を聞き回る親戚。だが、新郎の父が静かに制した結果

  • 2026.8.11

歓談中、親族席から聞こえてきた声

去年の秋、従兄弟の結婚式に招かれたときのことです。披露宴では、私は新郎側の親族席に座っていました。

新郎新婦の入場や乾杯が終わり、料理が運ばれ始めると、会場は少しずつ和やかな雰囲気になっていきました。親族同士でも近況を話したり、写真を撮ったりしながら過ごしていました。

そんななか、少し離れた席から年配の男性の大きな声が聞こえてきました。

新郎の父方の親族で、父親が昔から「叔父さん」と呼んでいる人でした。

最初は昔話でもしているのかと思っていましたが、耳に入ってきたのは、祝いの席ではあまり聞きたくない内容でした。

「ところで、お前はいくら包んだんだ?」

向かいに座っていた親戚に、祝儀の額を尋ねていたのです。

聞かれた人は困ったように笑いながら、「まあ、そのへんはいいじゃないですか」と話をそらそうとしていました。

ところが、その男性はあまり気にしていない様子でした。

「親戚なんだから別にいいだろう。最近は相場も変わったっていうしな」

今度は隣に座っている人にも、「あなたはいくらだった?」と聞き始めます。

近くにいた親族の何人かは顔を見合わせていました。私も、わざわざ披露宴の席で確認するようなことではないのに、と思いながら聞いていました。

新郎の父が近づいてきた

男性の声はもともと大きく、話しているうちに周囲のテーブルにも聞こえるほどになっていました。

「昔は親戚ならこれくらい包んだもんだ」

そんな話まで始まり、近くに座っていた人たちは反応に困っている様子でした。

すると、新郎の父が席を離れ、その男性のそばまで歩いてきました。

「叔父さん、その話は今日はやめてください」

男性が「別に悪いことを聞いてるわけじゃないだろう」と返すと、新郎の父は声を荒らげることなく続けました。

「せっかくみんながお祝いに来てくれているんです。金額を聞かれたら困る人もいますから」

その言葉を聞き、男性は少し不満そうな顔をしましたが、それ以上は祝儀について尋ねませんでした。

新郎の父もその場で長く言い合うことはせず、「料理も来ていますから、ゆっくりしてください」とだけ言って自分の席へ戻っていきました。

それからは、親族席でも別の話題に変わり、披露宴は予定どおり進んでいきました。

祝い事となると、お金の話が気になる人もいるのかもしれません。それでも、誰がいくら包んだのかを人前で聞く必要はないでしょう。

強く言い返すのではなく、「今日はやめてください」と短く伝えてその場を収めた新郎の父の対応を見て、相手を注意するときほど場所や言い方が大切なのだと感じた出来事でした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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