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「誘っても来ないと思ってた」と言われた私が、数日後に自分からした誘い

  • 2026.8.10
ハウコレ

ドアの向こうから、聞き慣れた笑い声と、私の知らない店の名前が聞こえてきました。コピー機の前で思い切って切り出した私に、同僚から返ってきたのは思いがけない答えでした。悔しさと心当たりの間で揺れた末、私は同僚のデスクへ向かいます。

私のいない予定

同じ課の同僚は、私を入れて5人です。仕事のやりとりに困ったことはないのに、月に1度ほど開かれる飲み会に、私は一度も呼ばれたことがありません。半年ほど前には、5人の中で私だけが主任になりました。役職のせいなのか、性格のせいなのか、行った店の話題が翌日の雑談に出るたび、少し離れた席から相づちを打ちながら考えていました。悪意を向けられている感じはしません。ただ、誘いの連絡が自分にだけ届いていないという事実は、どう並べ替えても同じ形のままでした。

自分から聞いた日

その週のうちに、コピー機の前で幹事役の同僚と2人になる機会がありました。ここで流したら、また相づちだけの毎日に戻る気がして、私は用紙をそろえながら切り出しました。「あの飲み会、私も行ってみたいなって思ってて」同僚はまばたきをして、申し訳なさそうに答えました。「誘っても来ないと思ってた」入社してすぐの歓迎会に「ごめん、その日は用事があって」と返した日のことがよみがえります。思い返せば、あれから誘いの連絡は届かないままだったのです。

気遣いという言葉

「気を遣ったつもりだったの」と同僚は続けました。苦手そうな人を無理に呼ばないほうがいい、そう判断したのだと言います。理屈は分かります。それでも、確かめないまま3年近くが過ぎたことへの引っかかりは残りました。同時に、断ったきり自分から歩み寄らなかったのは私も同じだと気付きます。どちらか一方の落ち度と呼ぶには、過ぎた時間が長すぎました。

そして...

数日後、私は同僚のデスクへ寄り、口を開きました。「お昼、一緒にどうかな」「うん。行きたい」という返事は、ドア越しに聞くどの笑い声よりも近くで響きました。今度飲み会の話が出たときには、自分から参加の意思を伝えたいと思います。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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