1. トップ
  2. エピソード
  3. 「あの子たち、あなたのグッズ見て、ずるいって言ってた」黙っていた私が、個人チャットを開いた

「あの子たち、あなたのグッズ見て、ずるいって言ってた」黙っていた私が、個人チャットを開いた

  • 2026.8.10
ハウコレ

あの子のレアグッズを囲んだ帰り道から、2人の言葉はとげを持ち始めました。その場に合わせていた私が入力欄に向かうまでの話です。

ブロックした2人の代わりに謝る言葉を、私は個人チャットの入力欄で何度も打ち直していました。

返されなかった吹き出し

始まりは、ライブ終演後の帰り道でした。彼女が交換で手に入れた限定のグッズを見せてくれたとき、ほかの2人の相づちが急に短くなったのです。解散後、共有アルバムには彼女が追加した集合写真が並び、「今回楽しかった!ありがとう〜!また行こうね♡」とメッセージが届きました。2人はそれだけを返さないまま、別の話を進めていきました。私はどちらにも返事をする形で、その場をぼかしました。

流されたままの数日

数日のうちに、2人は彼女のSNSをブロックしていました。3人のやりとりでは、彼女のグッズの話ばかりが続きました。ずるい、自慢に見える、一緒にいると比べられる。聞くたびに違うと思いながら、私は話題が流れるのを待つだけでした。彼女が追加した写真が、誰にも触れられないまま沈んでいくのを、毎回見ていたのに。

個人チャットを送った

このままでは、彼女は理由も知らないまま外されてしまう。そう思って、私は個人チャットを開きました。「ちゃんと話したくて、個人で送ってる」。それから、見てきたことを順番に書きました。「あの子たち、あなたのグッズ見て、ずるいって言ってた」。最後に、一番書きにくかった一言を足しました。「止められなかった私も、同じだと思ってる。ごめん」

そして...

彼女からは「教えてくれて、ありがとう」とだけ返ってきました。その短さに、簡単には許されていないことも伝わってきました。私もグループを退出して、今は彼女と2人で遠征の計画を立てています。誰かのグッズを数える現場ではなく、同じ曲に手を振るだけの現場に、戻れた気がしています。

(20代女性・販売職)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ