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アーティスト、ジャン・ジュリアンのトイライフ。発想もパッケージも斬新奇抜。おもちゃ大国で得た創作のヒント

  • 2026.8.5

人の数だけある、おもちゃの楽しみ方。おもちゃを愛するアーティストのジャン・ジュリアンさんによる2026年のトイライフとは。

photo: Norio Kidera / text: Eri Machida

アーティスト・ジャン・ジュリアン 自宅のアトリエ
BRUTUS

2025年、家族で日本に滞在していたアーティストのジャン・ジュリアン。毎週のように〈まんだらけ〉、秋葉原、中野ブロードウェイに足を運び、アトリエ兼住まいの至るところにおもちゃが。

「息子ではなくほとんど僕が集めたもの。パリの自宅にはこの何倍もあります(笑)」

日本のキャラクターに興味を持ったのは、幼少期に放送されていた日本のアニメを紹介するテレビ番組『クラブ・ドロテ』がきっかけ。『ドラゴンボール』や『聖闘士星矢』などが当時の子供たちの間で流行し、ジャンもその影響を受けた一人だった。当時から集めているものは変わらないが、大人になってからは“遊ぶ”ことよりも“見る”ことを重要視するようになったという。

アーティスト ジャン・ジュリアン 自宅のアトリエ
アトリエのデスクには『タートルズ』や日本の特撮キャラクターのフィギュアが並ぶ。「フランスのおもちゃは木製が多いのですが、僕は鉄やプラスチック製などキャラクターを忠実に再現した質感のものが好きなんです」

「学生時代にグラフィックデザインを学んでからパッケージに目が行くようになりました。表記の規制が厳しいフランスに比べ、日本は自由。フォントにも個性があって、箱のまま飾っているものも多いです」

最近では捨てずに取っておいたフィギュアで息子と一緒に遊ぶことも多く、触れることや手を動かすことが子供の脳の発達にとって重要だと改めて実感するようになった。息子が夢中になっているプラレールを作品に取り入れるなど、自身の表現にも変化が生まれている。日本でおもちゃに囲まれながら過ごした時間はジャンにとって確かな糧となっているようだ。

アーティスト ジャン・ジュリアン
リビングには紙製のクリスマスツリーや人形を並べた舞台など息子の遊んだ跡が。「パリでは仕事場と住居は別なので家族のそばで制作するのはいい経験でした」とジャン。子供と遊ぶ時間が気持ちの切り替えになっていた。

profile

Jean Jullien(アーティスト)

ジャン・ジュリアン/1983年フランス生まれ。パリ在住。イラストレーション、絵画、彫刻、書籍、衣類、デザインオブジェなど幅広い分野で制作を行う。6歳と9歳の2人の息子の父。2025年は1年間、家族とともに東京へ拠点を移して活動した。

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