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【宮崎】青島神社、温泉、グルメを満喫する大人のリセット旅|フェニックス・シーガイア・リゾート体験ルポ

  • 2026.8.2

私にとって宮崎は、マンゴーや宮崎牛、温暖な気候に恵まれた南国リゾートというイメージでした。ところが今回、青島神社や江田神社を訪れ、宮崎には神話ゆかりの地が数多く残されていることを知り、その印象は一変。

そんな神話の国に広がる黒松林の中に佇むフェニックス・シーガイア・リゾートで過ごした時間は、慌ただしい毎日で少し疲れていた心を、ゆっくりと整えてくれました。神話の舞台を巡りながら、自分を見つめ直す。そんな宮崎の大人旅をご紹介します。


宮崎観光の定番「青島神社」へ。神話が残るパワースポット

宮崎空港から車で約15分。まず向かったのは、宮崎を代表するパワースポット、青島神社です。鬼の洗濯板と呼ばれる奇岩に囲まれた青島へ続く参道を歩くと、潮風と亜熱帯植物が迎えてくれます。南国らしい景色の先に現れる鮮やかな朱色の社殿は、空と緑に囲まれ、どこかのびやかな空気に包まれていました。

「ご縁」を結ぶ願いを込めて行う「五円継ぎ」。棒に五円玉(または五十円玉)を通し、「どのような縁を継ぎたいか」を心の中で願いながら、縁(円)を描くように石臼を回します。

青島神社は、山幸彦と結ばれた豊玉姫を祀ることから、古くから縁結びや夫婦円満のご利益で知られています。また、この地には海幸彦と山幸彦の神話が今も伝わっています。失くした釣り針を探す旅の中で、さまざまな出会いに支えられながら試練を乗り越えていく物語だそう。どこか人間くさい神様たちに、神話が遠い昔の物語ではなく、今の暮らしともつながっているような印象を受けました。

ジャングルを思わせる「祈りの古道」を抜けると、より強いパワーが宿るとされる元宮へ。神聖な空気に包まれたこの場所では、磐境(いわさか)と呼ばれる聖地に向かって素焼きの小皿を投げる願掛けを体験できます。見事に的に入れば「開運」、お皿が割れれば「厄払い」になるといわれています。

江田神社で考える、現代の「みそぎ」

国生みの神・イザナギノミコト、イザナミノミコトを祀る江田神社。

翌朝訪れたのは、ホテルから約10分の場所にある江田神社。黒松から発生する殺菌作用や細胞の活性化、疲労回復、リラックス効果などがあるとされる「フィトンチッド」での浄化もかねて松林の中を徒歩やサイクリングで訪れるのがおすすめです。

国生みの神・イザナギノミコト、イザナミノミコトを祀る江田神社は、日本神話ゆかりのパワースポットとして知られる古社

みそぎ池。午前中は蓮の花が開くそうなので早朝散策にぴったり。

境内にある「みそぎ池」は、イザナギノミコトが禊を行い、天照大御神をはじめとする神々が誕生したと伝わる神聖な場所です。朝の光が静かな池に差し込む風景は、どこか神秘的。

澄んだ空気の中にいると、自然と呼吸が深くなります。日々の忙しさから少し離れ、何も考えずに景色を眺める。そんな時間が、今の私には何よりの”みそぎ”だったのかもしれません。

全室オーシャンビュー。シーガイアで味わう“何もしない贅沢”

今回宿泊したのは、「フェニックス・シーガイア・オーシャン・タワー」のクラブツイン・グランド。36階のクラブフロア専用ラウンジでチェックインできるのが便利です。

客室は全室オーシャンビュー。窓いっぱいに太平洋が広がり、その手前には一ツ葉海岸の黒松林がどこまでも続いています。パウダールームからも海が見えるのがうれしいところ。ホテルに着くと、いつもなら荷物を置いてWi-Fiを探すのですが、この日は一直線に窓辺へ。ソファに腰を下ろし、空と海の境界線をしばらく眺めてしまいました。

茶器セットにも松があしらわれたものが!

クラブフロア宿泊者だけが利用できる36階のクラブラウンジも、このホテルを訪れたら外せない場所のひとつ。昼はフルーツやスイーツをフリーで楽しめ、夕方からはアルコールも提供されます。グラスを傾けながら、ゆっくりと夕景を眺める時間はとても贅沢。

以前は旅に出ると、少しでも多くの場所を巡りたくて予定を詰め込んでいたけれど、40代ともなると、ゆったりとした時間を過ごすことを楽しめるようになりました。

シーガイアの温泉「松泉宮」と天空スパで癒やしの時間

シーガイアの滞在で外せないのが、温泉施設「松泉宮」
地下1000m、約 1000万年前の地層から湧き出す温泉は、太古の海の成分を含んだミネラル豊富な湯。熱すぎないのに湯上がり後もぽかぽかが続き、驚くほど湯冷めしませんでした。

 

特に印象的だったのが、「月読」。湯気越しに朝日が差し込み、松林のシルエットが浮かび上がる景色は幻想的そのもの。朝風呂がおすすめです。

さらに 2026 年 8 月には、新浴棟「満月」もオープン予定。ますます温泉時間が楽しみになりそうです。

温泉で体を温めた後は、39階にある「バンヤンツリー・スパ」へ。日本では京都と宮崎の2か所にしかない、世界のセレブに愛されるスパブランドです。
今回受けた「ディープ・ティシュー」は、セラピストが腕まで使いながら、深い部分へじっくり圧をかけていくトリートメント。力強さはありつつも動きはなめらかで、至福。オイルの香りも心地よく、肩甲骨の奥が、ふわっとゆるむ感覚がありました。
施術後はゆっくりとお茶をいただけます。人気のスパなので、前もっての予約が安心。

宮崎牛、佐土原ナス……宮崎の豊かな食を味わう

旅行の最大の楽しみは、何と言ってもその地の豊かな食です。
まず訪れたのは、中国料理「藍海」。特に印象に残ったのが「佐土原ナスの香味揚げ」です。しっとりとなめらかでとろけるような食感。「ナスってこんなにおいしかったんだ」と思わず感動してしまいました。栽培の難しさから一時生産が途絶えていましたが、残されていた、たった4粒の種から栽培に成功したというこの佐土原ナスは、お土産としても人気で空港でも購入可能だそう。

マンゴーを使った爽やかなソースの「海老のマヨネーズソース 藍海スタイル」や、真鯛の豊かな旨味とピリ辛な味わいがマッチした「しまうら真鯛入り塩麻婆豆腐」もおすすめ。宮崎らしさを感じるメニューが並びます。

そして、宮崎を訪れたら外せないのが宮崎牛。

夜は、イタリアンレストラン「リストランテ・アルコ」で、太平洋を望む開放的な空間の中、宮崎の食材を生かしたコースをいただきました。

まず運ばれてきたのは、うにのクリームソーススパゲッティ。うにのコクはしっかりと感じられながらも後味は軽やかで、バランスの良さが際立ちます。メインの宮崎牛フィレのビステッカは、絶妙な火入れで仕上げられた、きめこまやかな肉質が印象的。肉本来の旨みが引き立つ一皿でした。

食後は、ガーデンを望むガラス張りの「KUROBAR」へ。宮崎県産マンゴーを贅沢に使ったカクテルは、この場所を訪れたらぜひ味わいたい一杯です。開放的な空間では、ライトアップされた庭園を眺めながら、ゆったりとした時間を楽しめます。

翌朝は、「パインテラス」の朝食ビュッフェへ。宮崎名物の魚うどんや、目の前で握ってくれるおにぎり、焼きたてのふわふわオムレツなど、朝から宮崎らしい味覚が並びます。なかでも辛麺は、専門店から取り寄せたスープを使うというこだわりよう。食後にはコーヒーをテイクアウトできるので、そのまま散策に出かけるのもおすすめです。

旅の途中で、大切な人を思う

今回、個人的にとても印象に残ったのが、「風待ちテラス」です。
旅をテーマにした本が並ぶ空間で、お気に入りのコーヒーを片手に本をめくる時間は、それだけで贅沢です

宿泊者専用。備え付けの絵はがきにメッセージを書いて専用ポストへ。切手代はホテル負担で、大切な人へ届けてくれます。

その奥にあるのが、宿泊者なら誰でも利用できる「レタールーム」。備え付けの絵はがきにメッセージを書き、専用ポストへ投函できます。

静かな空間でペンを手にすると、不思議と誰かの顔が浮かんできます。ラインやメールが当たり前になった今だからこそ、手書きで言葉を綴る時間は、とても新鮮

オーシャン・タワー3階には全天候型インドアパーク「KIDS OASIS」がオープン。夏にはガーデンエリアにスプラッシュエリアも登場予定で、ファミリーでの滞在にもおすすめです。

神話のゆかりの地で、自分を整える旅

海を眺め、黒松林を歩き、その土地の食を味わい、温泉に浸かる。青島神社や江田神社では神話に触れ、とてもリフレッシュできた2日間でした。

20代は、一つでも多くの観光地を巡りたくて予定を詰め込んでいましたが、40代になった今は旅の楽しみ方も少し変わりました。その土地を味わう時間があり、ゆっくりと過ごせるホテルを選ぶことも、旅の満足度を左右する大切な要素なのだと感じます。

また季節を変えて訪れたい。そう思わせてくれる旅でした。

フェニックス・シーガイア・リゾート

〒880-8545 宮崎県宮崎市山崎町浜山
電話番号:0985‐21-1111(代表)
チェックイン:14時 チェックアウト:11時
アクセス:宮崎空港より直行バスで25分(土日のみ運行)、宮崎港より車で約15分、宮崎駅より無料送迎バスで約30分(1日2便)

 


取材・文=小川規子
※本記事は宿泊提供を受けて取材したものです。

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