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彼氏の女友達の狙いは「私」!? モラハラ彼氏に振り回される元教育実習生が、一途すぎる元教え子にぐいぐい迫られる百合ラブコメディ!【書評】

  • 2026.7.31

【漫画】本編を読む

もしも彼氏のかわいい女友達が、全力で自分を口説きにきたら……。『彼氏の女友達がぐいぐい来る(私に)』(あめみくろ/KADOKAWA)は、そんな予想外の状況から始まる、衝撃とときめきが詰まった百合ラブコメディだ。

主人公・高梨真央は、浮気を繰り返し、家事を押し付け、何かと元カノと比べてくる彼氏と付き合っている。そんなダメ男に依存し自分を見失っていた彼女はある日、彼氏の飲み会に同行することに。そこで真央の目に飛び込んできたのは、たぬき顔のかわいい白石沙優だった。浮気性の彼氏の隣に座った沙優に彼氏を取られないよう警戒するも、特に会話する人がいないために真央は飲みすぎてトイレにこもってしまう。そんな彼女を介抱しにきた沙優の口から飛び出したのは、あまりにも想定外の告白だった。「私が狙っているのは先生ですよ」――。

実は沙優は、真央がかつて教育実習をしていたときの教え子だった。当時、真央に救われた沙優はずっと「先生」に憧れており、再会を待ち望んでいたのだ。そして彼氏のことが本当に好きなのかと聞いてくる沙優の鋭い一言に、真央はハッとする。ここから、依存して弱っている真央の心の隙間にぐいぐい潜り込む沙優の猛烈なアプローチが始まるのだ。

沙優の「危うさ」と「可愛さ」のギャップが本作の大きな魅力だ。真央への数年越しの想いを爆発させて迫ってくる姿は読んでいるこちらも圧倒されるほどの熱量に満ちている。それなのに、時折見せる年相応のピュアな笑顔や愛らしい仕草がズルすぎるほど魅力的で、いつの間にか彼女のことが気になって仕方がなくなるだろう。

沙優に翻弄されるうちに真央が少しずつ変わっていくところも見逃せない。真央が誰の所有物でもない「自分自身」を取り戻し、ダメ男との関係を清算していく展開は爽快である。

ふたりの距離が縮まっていくドタバタな日々に、クスッと笑って、そしてドキドキとさせられる。甘くて強引な沙優に心をつかまれるはずだ。

文=ゆくり

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