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松平健「80歳までマツケンサンバ」宣言 “上様”が明かす『暴れん坊将軍』の魅力と舞台への思い

  • 2026.7.30
松平健 撮影:神戸渚 width=
松平健 撮影:神戸渚

「上様」の帰還である。時代劇『暴れん坊将軍』で徳川吉宗を演じ、自身最大の当たり役として長年親しまれてきた俳優・松平健が、この秋、大阪・新歌舞伎座の舞台に立つ。

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◆傘を使った殺陣、早替わり…時代劇に馴染みがなくても楽しめる作品

10月18日~11月5日まで大阪・新歌舞伎座で上演される『松平健×コロッケ45周年特別公演』。第一部は『暴れん坊将軍 THE STAGE2 狙われた将軍』、第二部は歌とダンス、そしてモノマネが織りなす『マツケン・コロッケのゴールデンパラダイスショー』という豪華二本立てだ。今年1月に東京・明治座で好評を博した話題作が、満を持して大阪へ上陸する。

第一部の舞台は江戸。若者を利用して高齢者らの財産を奪う“闇仕事”が横行する町で、八代将軍・徳川吉宗は貧乏旗本の三男坊・徳田新之助に身をやつし、事件の真相を追う。現代社会の闇バイト問題とも重なる題材だが、作品の根底にあるのは『暴れん坊将軍』が長年貫いてきた勧善懲悪の精神だ。

「吉宗は“仮面ライダー”のようなヒーローだと思うんです。悪いことをすれば成敗される。笑って、泣いて、最後はスカッとできる。時代劇に馴染みがない方やお子さんでも楽しめる作品です」。

舞台版ならではの見どころも多い。かつて義賊「梵天小僧」として名をはせた半次郎役のコロッケとの共演では、傘を使った殺陣も披露する。「コロッケさんの立ち廻りが5~6手だとすると、私は100手近くあります(笑)」。

さらに早替わりにも挑戦する。「テレビならカット割りで一瞬にして別の姿になれますが、舞台はそうはいきません。そのスピード感も楽しんでいただきたいですね」。女装シーンも用意されているといい、「ちょっとした遊びです(笑)。舞台ならではのサプライズとしてお楽しみください」と笑った。

共演するコロッケへの信頼も厚い。「常にお客様を楽しませるために新しいことを考えている方。勉強熱心ですし、その姿勢に頭が下がります」。長年第一線を走り続ける同士だからこそ分かる敬意が、その言葉の端々ににじむ。

◆現在の夢は80歳まで「マツケンサンバ」を踊り続けること

第二部『マツケン・コロッケのゴールデンパラダイスショー』では、話題の「マツケンEDM」が大阪で初披露される。電子音楽に乗せて登場するのは、シルバースパンコールの羽織をまとった“上様”。ダンサーを従え、まるで馬を駆るような振り付けで客席を熱狂へと導く。「構成・演出の細川徹さんから『やりましょう』と強く勧められたんです」。振付師とともに試行錯誤を重ね、完成したのは誰もが真似したくなるようなキャッチーなダンス。「いい振りができたな、という手応えがあります」。

もちろん『マツケンサンバII』も健在だ。1994年、新歌舞伎座で初披露された楽曲は、いまや時代を超えて愛される代表曲となった。「当時は今みたいなサンバではなかったんですよ。日本舞踊の先生が振り付けを担当されて、みんなで花の枝を持って踊っていました(笑)」。

好きな言葉は「夢」。現在の夢は、80歳まで「マツケンサンバ」を踊り続けることだ。現在72歳。ストレッチやウォーキングを欠かさず、食事や睡眠にも気を配る日々が続く。華やかなステージの裏側には、地道な積み重ねがある。「とにかくお客様に楽しんでもらいたい、その一心です」。

大阪公演への思いも強い。「大阪のお客様は本当に熱い。すごく盛り上がってくださるので、疲れも吹き飛びます」。会場全体が一体となり、笑い、驚き、そして最後にはすっきりとした余韻が残る舞台。そんな時間を届けるため、“上様”は再び舞台に立つ。「老若男女、どなたでも楽しめる作品です。ぜひ劇場へ足を運んでいただきたいですね」。(取材・文・写真:神戸渚)

『松平健×コロッケ45周年特別公演』は、9月15日~30日東京・明治座、10月18日~11月5日大阪・新歌舞伎座にて上演。

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