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国民的人気女優、当時15歳で“バケモノ級”の芝居「天才がいると思った」13年前放送 “湊かなえ小説”のドラマ化

  • 2026.8.11
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杉咲花(C)SANKEI

金曜ドラマ『夜行観覧車』は、湊かなえの同名小説を原作に、2013年1月期のTBS金曜ドラマ枠で放送されたサスペンスドラマ。憧れの高級住宅地に潜む複雑な人間関係と、そこで起こった事件を通して、家族の崩壊と再生、そして絆を描く。主演は鈴木京香が務め、石田ゆり子、宮迫博之、杉咲花らが共演。事件が起きた家族と向かいの家族の視点から、徐々に事件の真相が明らかになる。

ドラマ『夜行観覧車』あらすじ

一戸建てに住むことをずっと夢見てきた遠藤真弓(鈴木京香)。小さいながらも念願の一戸建てを建て、高級住宅地“ひばりが丘”に家族とともに引っ越す。夫の啓介(宮迫博之)、娘の彩花(杉咲花)と家族3人、夢の一軒家で幸せに暮らすはずだった。しかし、理想と現実は違っており......。

ひばりが丘では、遠藤家の隣家で自治会婦人部の部長・小島さと子(夏木マリ)が街のルールや近所付き合いなどを仕切っていた。さと子は隣の土地に小さな家を建てたことが気に入らず、事あるごとに真弓へ嫌がらせをする。
一方、向かいに住む高橋淳子(石田ゆり子)は、まだひばりが丘に慣れない真弓を度々助けてくれる心強い存在だ。2人は親友のように仲良くなり、家族ぐるみの付き合いをするようになる。

淳子は、開業医の夫・弘幸(田中哲司)と医師を目指す長男・良幸(安田章大)、名門校に通う長女・比奈子(宮﨑香蓮)、スポーツ万能の次男・慎二(中川大志)と暮らしている。まさに絵に描いたような理想の家族だ。
同学年の彩花と慎二は、同じ私立中学校を受験する。しかし慎二は合格するも、彩花は受験に失敗してしまう。受験を境に、遠藤家と高橋家の関係は微妙に変化していき、彩花の心も次第に壊れていく。

それから4年後、自宅で弘幸が何者かに襲われ、命を落とす事件が発生する。事件直後、淳子と慎二はそれぞれ姿を消してしまう。幸せそうに見えた一家に一体何が起こったのか。

杉咲花の怪演に絶賛の声「バケモノ級の芝居だった」

事件をきっかけに、一見平和に見える高級住宅地の住民たちが抱える見栄や嫉妬、それぞれの家族が隠していた歪みが暴かれていく。

原作は、ベストセラー小説『告白』で知られる湊かなえが5作目に発表した作品で、著者が初めて“家族”をテーマにした小説でもある。また、湊かなえ作品としては、当時、民放で初めて連続ドラマ化された。人間の心理描写が巧みに描かれており、「恐ろしいほどリアル」と高い評価を得ている大人気小説だ。

ドラマ版で特に圧倒的な存在感を見せたのが、当時15歳の杉咲花だ。杉咲演じる彩花は、母から勧められ、私立の名門中学校を受験することに。受験には失敗したが、小学校からの親友・村田志保(吉田里琴)たちと一緒の学校に通えることを楽しみにしていた。

しかし中学に上がると、志保たちからは仲間外れにされ、陰湿なイジメを受けるようになる。イジメによる心のキズと孤独感、そして中学受験の失敗や周りへの劣等感。彩花のストレスは、ひばりが丘に家を建て、受験を勧めた母・真弓へ向けられる。真弓の言動すべてが気に入らなくなり、食器や家具を叫び声を上げながら破壊し、ひどい暴言を吐き散らすなど、家庭内暴力へと発展していった。

第7話ではとうとう壮絶な親子喧嘩へと発展。「全部あんたのせいだ」と怒り狂う彩花を黙らせようと、真弓は床に落ちた唐揚げを彩花の口に無理やり押し込んでしまう。騒ぎに気付き、様子を見に来た隣家のさと子のおかげで、真弓は我に返る。その後、部屋に閉じこもった彩花に向かい、真弓がこれまでのことを謝ると、彩花は「子どもがダメなら親は幸せになれないんだよね」と悲痛な想いを泣きながら語った。

杉咲花は、思春期に抱える複雑で繊細な心理を圧倒的な演技力で表現し、視聴者に強い印象を残した。SNSでは「当時、天才がいると思ったけど杉咲花だったんだ」「バケモノ級の芝居だった」といった声が数多く寄せられた。現在、国民的な人気を誇る杉咲。当時15歳とは思えない圧巻の演技は、放送から10年以上が経った現在も、多くの視聴者の記憶に残っている。家族の闇と人間の複雑な感情を鮮烈に描いた本作は、今なお語り継がれる衝撃作のひとつだ。


出典:金曜ドラマ『夜行観覧車』TBS公式サイトより

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