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娘の命か孫の命か… 父が選んだ“最後の選択”に視聴者号泣「今回は特にヤバイ」「泣きはらした」

  • 2026.8.19
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比嘉愛未 (C)SANKEI

日本屈指のセレブ病院に秘密裏に結成された母子救命救急班を舞台にした水曜ドラマ『ファーストクライ 母子救命救急班(以下、ファーストクライ)』。各話、さまざまな視点から妊娠・出産とそれにまつわる親と子の姿を描いてきた。なかでも、第6話はつらい決断を迫られる内容で、SNSでは「今回は特にヤバイ」「泣きはらした」など、絶賛の声が上がっている。

※【ご注意ください】本記事はネタバレを含みます。

母の命か子の命か

本作ではほとんどの話が、2人の妊婦を通して、1つのテーマを描いている。第6話のテーマは、「母の命か、子の命か」だったように思う。

永坂海斗(松島聡)が気にかけていた高校生の妊婦・桐山翠(平澤宏々路)が、妊娠高血圧症により脳梗塞を発症し、意識不明の状態に。心停止の時間が長かったことで、自発呼吸が止まる可能性が高く、その場合脳死状態となってしまう。

母体がそんな状態でも、翠の子宮の中では、胎児がしっかりと育っていた。ただ、胎児を取り出せば、翠は命を落としてしまう。翠の父・尚人(和田聰宏)は、娘か孫の命かという選択を迫られることになってしまう。

もう1人の妊婦は、子宮頸がんの既往がある小山田瑞希(西原亜希)。瑞希はがんの再発を予感し、胎児を守るために、中絶手術ができなくなる22週を迎えるまで、検診に行かないという選択をしていた。

自分はどうなってもいい。2人とも子どもを守りたいという強い意思があったのだ。

命をつなぐ、ともに生きる

翠は、似た境遇で子どもを産んだ宍戸恵(白鳥玉季)に、お腹の子どもを大切に思っているという本音を伝えていた。お腹の中で確かに生きている子どもに、父との思い出である大好きな「雨」という名前をつけたいと望むほど強い愛情を抱いていたのだ。

もう目を覚ますことがなくなってしまった翠の意思を、永坂は尚人に伝える。父に愛情をかけてもらったからこそ、子どもを産みたい。そんな思いが翠にあったのだろう。

尚人は、翠の思いを受け止め、たった一人の娘の希望を叶えようと、翠のお腹の子どもを優先することに。翠を大切に思っているからこそ、翠が守りたかった子どもの命を優先したのだ。

一方、がんが進行しようと子どもの命を優先しようとしていた瑞希は、30週での帝王切開と子宮全摘出の提案を受け入れ、子どもと自分、両方の命を守る道を選ぶ。光井明希(比嘉愛未)の「赤ちゃんを産んで一緒に生きてほしい」という言葉には、母か子の命どちらかを選ばなければならない翠の境遇が脳裏にあったのかもしれない。

子どもは産んで終わりではない。産んでからが本当のはじまりだ。だからこそ、母か子かなんて選択などしたくないのが、産婦人科医たちの本音だろう。

娘への最後のねぎらいに涙がとまらない

血圧が低下し、緊急帝王切開を受けることになった翠。永坂は、尚人が翠と最後の別れをできるように、手術室へと招き入れる。

娘の産声を聞いて安心したかのように、翠の心臓が止まった。尚人は、目を閉じたままの翠に「お母さん」と呼びかけながら、「よく頑張った」と声をかけ、頭を寄せて泣きじゃくる姿には、涙が止まらなかった。

『ファーストクライ』の中でも、つらく重たい回になった第6話。尚人と永坂の後悔を思うと、翠の娘が元気に生まれたことを除けば、救いの少ない回だった。こんな出来事に直面しなければならないことも、産婦人科医の現実なのだろう。

いよいよ明希の母の正体が明らかになりそうな終盤。明希のエピソードを通して、どんな気づきを視聴者に与えてくれるのだろうか。


出典:日本テレビ 水曜ドラマ『ファーストクライ 母子救命救急班』公式HP より

ライター:古澤椋子
ドラマや映画コラム、インタビュー、イベントレポートなどを執筆するライター。ドラマ・映画・アニメ・漫画とともに育つ。
X(旧Twitter):@k_ar0202

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