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帰省で…実家の両親に「火災警報器、大丈夫?」と聞いたら「ちゃんとついてるよ」…9月1日確かめたい“意外な盲点”

  • 2026.9.1
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

こんにちは、元注文住宅営業マンのホリカワです。

防災の日(9月1日)に、この夏の帰省を思い返してみてください。実家の天井の火災警報器に目をとめた方は、どれくらいいるでしょうか。

最後に点検したのがいつか、答えられる人は多くないはずです。

設置されていることは、見れば分かります。けれど鳴るかどうかは、見ても分かりません。住宅用火災警報器には寿命があるからです。

今回は、次回の帰省でできる確認と、そのついでに聞いておきたい「書類のありか」の話をします。

「ちゃんとついてるよ」という返事

私が実家に帰省した際、両親に「火災警報器、大丈夫?」と聞いたとき、返事は「ちゃんとついてるよ」でした。けれど、私が確かめてほしかったのは、付いているかではなく「鳴るか」です。

その場で作動確認をすると、警報器は正常でした。ほっとすると同時に、これは確かめていない家が多いだろうな、とも思いました。

一戸建ての住宅用火災警報器は、有資格者による法定点検の対象ではありません。消防法では設置と維持が住宅の所有者などに求められていますが、日頃の確認は住む人に委ねられているのが実情です。

「設置されている」と「ちゃんと鳴る」は別の話です。それでも私の両親のように、付いていること自体を安心の根拠にしている家は少なくないと思います。

マイクが立っていることと、音が出ることは別

消防庁は住宅用火災警報器を、設置後10年を目安に交換するよう呼びかけています。

電池切れだけでなく本体故障の可能性も高まるとして、電池ではなく本体ごとの交換をすすめる消防本部もあります。

舞台のマイクチェックを思い浮かべてください。マイクが立っていることは客席からでも見えますが、音が出るかは分かりません。だから誰かが「テスト、テスト」と声を出します。

警報器も同じです。異常を自動で知らせる機種もありますが、鳴るかどうかは点検してみるのが確実です。

帰省中の数分でできること

実家に到着したら、まずは天井の住宅用火災警報器の「点検」をおこないましょう。作業は本体のボタンを押すか、垂れているひもを引くだけです。

正常であれば確認音や音声が鳴りますが、無音の場合は電池切れや本体の不具合が疑われます

手が届かないときは、どうする?

ひもが付いていないタイプで手が届かない場合は、ぐらつかない安定した脚立や足場台が必要になります。

ここで大切なのは、親御さんに上らせないことです。高齢者の転落事故が後を絶ちません。

無理なくできる人が引き受けてください。あなたが難しければ、次に帰省する家族に頼むか、交換時期が近いなら業者に依頼する手もあります。

あなたが作業するときは、必ず誰かに支えてもらってください。

なお、この高所作業は今回限りにできるかもしれません。機種によっては、別売りの「引きひも」を後付けできるからです。

天井の高さにもよりますが、80cmほどのひもを取り付ければ、先端は床上1.6m前後まで下りてきます。次からは、親御さんが床に立ったまま点検できる可能性が高くなります。

ついでに見ておきたい、製造年と設置場所

点検の際、本体の「製造年」も確認しておきましょう。寿命はおよそ10年のため、交換時期の判断材料になります。

あわせて「設置場所」の見直しも効果的です。消防庁の案内では、基本的に寝室と、寝室がある階の階段上部(1階の階段は除く)への設置が必要とされています。

さらに市町村によっては、火災予防条例で台所や他の居室への設置を定めている地域もあります。不足がないか、この機会に確かめておくと安心です。

確かめるだけでも説明書が要る

点検ボタンの押し方や確認音、警報が鳴った後の止め方は機種ごとに異なります。

日頃のお手入れも含め、点検・確認には取扱説明書が欠かせません。実家のどこに保管されているか、ご存じでしょうか。

説明書のありかを聞き出すついでに、給湯器や水まわり設備の保証書、住宅の図面などの保管場所も尋ねてみてください。

親御さんと相談して1つの箱にまとめておけば、次に探すときの負担が減ります。

防災の日の前後に、実家の防災を見直しておこう

警報器も取扱説明書も、必要になるのは慌てているときです。そのときに「鳴らない」「説明書が見つからない」では、動き出すのが遅れます。

次に実家へ行くときは、天井を見上げて確認してみてください。反応がない、あるいは製造から10年以上経っているようなら、親御さんに知らせておきましょう。

9月1日は「防災の日」です。この前後に、実家の防災を見直してみてはいかがでしょうか。

参考:
住宅用火災警報器を設置しましょう!(総務省消防庁)
住宅用火災警報器(東京消防庁 石神井消防署)
思わぬ大けがに!高齢者の脚立・はしごからの転落-医療機関ネットワークからみる危害の実態-(独立行政法人国民生活センター)
住宅用火災警報器Q&A 住宅用火災警報器の設置場所は?(総務省消防庁)


ライター:ホリカワ ダット
注文住宅の建築会社に営業職として従事したあと、SEOライターとして独立。500組以上の家づくり相談に携わった経験をもとに、「マイホーム取得を少しでもラクに」をテーマに、住宅ジャンルの記事を幅広く執筆中。インテリアコーディネーター/1級カラーコーディネーター(商品色彩)資格保有。


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