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夏の洗濯物、直射日光に当ててない? プロが解説する『正しい干し方』とは

  • 2026.7.29

よく晴れた夏の日は、洗濯物がすぐに乾いて気持ちがいいですよね。

少しでも早く乾かそうと、直射日光の当たる場所に干している人も多いかもしれません。

しかし実は、その干し方が衣類やタオルを傷める原因になることがあるそうです。

真夏の直射日光はNG?衣類の寿命を縮める原因にも

そこで本記事では、真夏の洗濯物の干し方について、無人古着屋『RELOOP STORE』を全国展開する株式会社UPBEARの代表取締役・中谷駿志さんに話を聞きました。

――真夏の強い日差しのもとで衣類を干すのはよくないというのは本当でしょうか。

はい、本当です。真夏の強い直射日光(紫外線)は、衣類の染料を分解してしまうため、急激な色あせを引き起こす原因となります。

紫外線は繊維そのものの水分や油分をうばい、生地を傷めて寿命を縮めてしまうため、強い直射日光に直接さらすのは避けたほうがよいでしょう。

※写真はイメージ

長年アパレル業界に携わってきた中谷さんは、これまで売り場で、日焼けによる色あせで商品価値が損なわれてしまった衣類を数多く見てきたといいます。

――特に色あせしやすい衣類の種類や、色などはありますか。

特に、綿や麻などの天然繊維が色あせしやすい傾向にあります。

また、ネイビーや黒、赤といった濃い色の衣類は、色あせや退色が目立ちやすいといえるでしょう。

※写真はイメージ

――衣類が色あせすると、見栄えが悪くなる以外の問題も起きるのでしょうか。

直射日光の熱と紫外線によって生地が極度に乾燥しすぎると、繊維本来の適度な水分や油分、しなやかさが失われてしまいます。

その結果、お気に入りのTシャツやタオルがゴワゴワと硬くなるだけでなく、繊維そのものがもろくなり、洗濯や摩擦によるダメージを受けやすくなるのです。

また、夏の強い熱や直射日光は、衣類に使われているポリウレタンなどの化学繊維やゴムを劣化させる原因にもなります。

そのため、襟元のヨレや全体の縮みが起こりやすくなり、結果として服の寿命を縮めてしまうのです。

撮影:LUIS FIELD

色あせを防ぐためには『裏返し×陰干し』と『5時間以内の乾燥』

大切な衣類を長く使うための方法についても、中谷さんに聞きました。

1.『裏返しと陰干し』をおこなう

直射日光による色あせや生地の劣化を防ぐためには、衣類を裏返して、風通しのよい日陰に干しましょう

万が一、衣類に直射日光が当たってしまっても、裏側であれば表地の退色を防げます。

裏返しにすれば、ポケットなどのかさばった部分が乾きやすくなるメリットもあるそうです。

さらに、強烈な直射日光を浴びると繊維が縮み、汚れが繊維の奥に残りやすくなるのだとか。その結果、悪臭を放つ雑菌の温床になってしまう場合もあるといいます。

撮影:LUIS FIELD

2.5時間以内に乾かしきる

衣類へのダメージをを防ぐためには陰干しがおすすめですが、日光に当てないぶん、どうしても乾くまでに時間がかかってしまうのがネックです。

悪臭の原因となる雑菌は、水分が残ったまま5時間以上経つと爆発的に増殖するといわれています。

撮影:LUIS FIELD

乾くまでの時間を短縮するため、洗濯物同士の間隔をこぶし1つ分程度空けて、風が通り抜けるスペースを作ってあげましょう。

風通しが悪い場合は、扇風機やサーキュレーターの風を直接洗濯物に当てるのもおすすめです。

干し方の一手間で、真夏のダメージから衣類を守ろう

※写真はイメージ

夏は強い紫外線で衣類が色あせしやすく、気温の高さから雑菌のニオイも気になりやすい季節です。

洗濯の回数も増えがちな夏だからこそ、『裏返しての陰干し』や『風を当てて5時間以内に乾かす』といった、ちょっとした工夫を取り入れてみてはいかがでしょうか。

お気に入りの衣類を長く愛用するためにも、日々の干し方を一度見直すのもよさそうですね。

取材協力 中谷駿志(なかたにしゅんじ)

株式会社UPBEAR 代表取締役。
アパレル業界歴15年の知見を活かし、24時間無人の古着屋『RELOOP STORE』を全国展開中。
物価高の現代だからこそ「三方良し」の仕組みで、誰もがお手頃価格でおしゃれを楽しめる新しい買い物文化の創出を目指しています。
HP

[文・取材/LUIS FIELD 構成/grapeライフハック編集部]

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