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「財布から数千円、抜いたでしょう」結婚1ヶ月。夫の最低な行動に、固めた妻の決意とは

  • 2026.7.30
「財布から数千円、抜いたでしょう」結婚1ヶ月。夫の最低な行動に、固めた妻の決意とは

消えた数千円

結婚して、まだ一か月ほどしか経っていない頃の話です。

共働きの私たちは、それぞれ自分の給料を、自分で管理していました。

ある晩、財布を開けて手が止まりました。

前の日に確かめた枚数と、お札の数が合いません。何度数えなおしても、数千円が足りないのです。

思い違いかもしれない。そう自分に言い聞かせて、その夜は布団に入りました。

けれど数日後、また同じことが起きました。

財布から抜かれていたのは、やはり数千円です。今度ははっきりと、覚えのある額が減っていました。

金額そのものより、こっそり手をつけられたことのほうが、ずっと怖くなりました。

信じていた人の別の顔を、うっかりのぞいてしまった気がしたのです。

問いただした夜

心当たりは、一つしかありません。

夕食を終えたあと、私は思いきって、向かいに座る夫に切り出しました。

「財布から数千円、抜いたでしょう」

夫は箸を置いて、しばらく黙り込んでいました。それから、消え入りそうな声で認めました。

「…悪かった。ちょっと、足りなくて」

「どうして、ひと言、言ってくれなかったの」

「言えなかったんだ。情けなくて、口に出せなかった」

謝られても、頭は真っ白なままでした。夫婦になったばかりの相手が、黙って私の財布に手を入れていた。

その事実だけが、胸の中をぐるぐると回っています。

実家で迎えた朝

「少し、実家に帰ります」

その夜のうちに荷物をまとめ、私は結婚したばかりの家を出ました。

実家の母は理由を深くは聞かず、ただ温かいお茶を出してくれました。

「顔色が悪いわよ。無理に戻らなくていいからね」

母はそれ以上は追及せず、私が落ち着くのを黙って待ってくれました。その静かな優しさが、かえって涙腺をゆるめます。

布団に入っても、離婚という言葉が、何度も頭をよぎります。

こんな人とこの先やっていけるのか、天井をにらんだまま眠れませんでした。

カーテンの隙間から白い光が差す頃、こんがらがっていた気持ちが、少しずつほどけていきました。感情のままに責め続けても、失った信用が戻るわけではありません。

それより、二度と同じことが起きない形を、自分の手で作るほうがいい。

自分のお金は、自分だけが把握する、必ず隠す。

そう決めた朝、私はようやく少しだけ、息がつけた気がしました。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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