1. トップ
  2. 住まい
  3. 「軽トラック積み放題9,800円」に申し込んだ41歳男性、当日告げられた“予想外の請求額”に青ざめたワケ

「軽トラック積み放題9,800円」に申し込んだ41歳男性、当日告げられた“予想外の請求額”に青ざめたワケ

  • 2026.9.1
undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。不動産管理会社で10年以上の現場経験があり、マンション管理士の資格を持つライターのS.Kです。家具や家電の買い替え時、古い品物の処分方法に頭を悩ませることはありませんか。

不用品の処分は手間がかかるため、格安の回収サービスに頼りたくなる場面もあるでしょう。今回は不用品の定額回収サービスを頼んだ結果、思いがけない追加費用が発生したトラブル事例を紹介します。

手軽な回収パックに頼った理由

Gさん(41歳・会社員)は妻と中学生の長男の3人家族で、エレベーターのない築30年のマンションの3階に住んでいます。今年の夏のボーナスで、ベッドとソファ、収納棚を購入しました。

ベッドは家具店で、ソファと棚はインターネット通販で注文し、搬入日は2週間後に決まります。家具店で買ったベッドは配達時に引き取ってもらえますが、通販で購入したソファと棚には引き取りサービスがありません。

自治体の粗大ごみ収集は指定場所へ自分で運び出すのが原則ですが、3階からソファを下ろす人手がありませんでした。受付から収集まで2週間程度かかる案内で、搬入日までの日数も足りません。

そこで、インターネットで見つけた「軽トラック積み放題9,800円」の回収サービスに申し込みます。軽トラック1台なら、ソファも棚も余裕で載ると考えていました。

現場で告げられた予想外の追加費用

回収当日、部屋を訪れた業者の作業員は荷台を指差し、Gさんにこう告げます。

「積み放題の対象は、荷台の囲いの高さに収まる分までなんです。ソファは超えてしまうので、単品の料金になります」

家具の搬入日が迫っていたため、依頼を取り消す選択肢はありませんでした。ソファの単品回収費用に3階からの搬出加算も付き、実際の請求額は約3万円に膨らみます。

料金の説明自体は、事前に寸法を伝えて確かめていれば分かる内容でした。定額のはずが高額の請求になったという相談は、国民生活センターにも多く寄せられています。

相談件数は、2021年度で2,231件にのぼりました。もう一つ、料金とは別に注意したい点があります。家庭の不用品を回収するには、市区町村から一般廃棄物処理業(家庭のごみを集めて運ぶ事業)の許可や委託を受ける必要があります。

Gさんが申し込みのときに見ていた広告に、許可の記載はありませんでした。

依頼前に確かめたい、許可・料金・自治体収集

不用品の回収を業者に頼むときの最優先の防衛策は、その業者が市区町村の一般廃棄物処理業の許可や委託を受けているかの確認です。許可のない業者には依頼しないでください。

許可の有無は、市区町村の窓口やWebサイトで確かめられます。また定額パックを頼む前には、品目と寸法を伝え、対象外になる物と追加料金の条件を電話で確かめておきましょう。

自治体の粗大ごみ収集は費用を抑えられる一方、指定の場所まで自分で運び出すのが原則です。Gさんのように階段しかない住まいでは、大型の家具を下ろす人手の問題が最後まで残ります。

見落としやすいのは、買うときの引き取りです。Gさんのベッドのように、購入した店が配達にあわせて古い家具を引き取ってくれる場合があります。注文の前に引き取りの有無を確かめておくと、古い家具の処分を一度に済ませられます。

参考:
不用品回収サービスのトラブル−市区町村から一般廃棄物処理業の許可を受けず、違法に回収を行う事業者に注意!−(国民生活センター)
粗大ごみの収集をしてほしい(横浜市)



ライター:S.K(マンション管理士)
不動産管理会社で10年以上の現場実務に携わり、業界団体の評価制度策定委員会に所属していた経験がある。現在はライターとして、自身の豊富な経験・知見をもとに、一次情報を盛り込んだ不動産記事を多数執筆している。


【エピソード募集】日常のちょっとした体験、TRILLでシェアしませんか?【2分で完了・匿名】

の記事をもっとみる

注目コンテンツ