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「困るとは思いませんでした」築15年中古マンション購入も…入居当日に10万円の見積もり…なぜ?

  • 2026.9.2
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。不動産管理会社で10年以上の現場経験があり、マンション管理士の資格を持つライターのS.Kです。新居に移る際に、インテリアや家具を選ぶ時間を楽しく感じる方は多いのではないでしょうか。

しかし、入居の日に必要な物が揃わず、不便な思いをする場合もあります。今回は、中古マンションを購入した家族が、リビングの窓まわりで想定外の事態に直面した事例を紹介します。

明るさが気に入った、天井近くまでの大きな窓

Gさん(40歳・会社員)は、妻と小学生の子ども2人の4人家族です。去年、築15年の中古マンションを購入しました。リビングには天井近くまである大きな掃き出し窓(人が出入りできる、床までの高さのガラス戸)があり、日当たりの良い明るさが気に入った住まいです。

内見のときは売主のカーテンが掛かっていて、Gさんは丈の長さまで意識が回りませんでした。これまでの住まいでは既製品で足りてきたため、引っ越しの日に量販店で買えばよいと考えていたのです。

レールから床まで260cm、既製の丈は230cmまで

引っ越し当日、窓の寸法を測ったGさんは驚きました。カーテンレールから床までは約260cmあり、窓の幅は約2.6mにおよんでいたのです。量販店の既製カーテンは、幅100cmを2枚使う形が基本で、丈は230cmまでの展開が中心になっています。

窓に対して丈が30cmほど足りず、売り場に合うサイズはありませんでした。注文して作るオーダーカーテンを申し込むと、採寸から納品まで2週間かかると店員から説明されます。

オーダーカーテンの価格は仕上がりの巾と丈で決まり、ドレープ(厚手の生地)とレースにそれぞれ費用がかかります。標準的な仕立てなら、仕上がりサイズが幅189×丈189cm(窓サイズ幅180×丈190cmの場合)のカーテンで、ドレープが25,000円(税抜)の目安です。

Gさん宅の窓はこの倍近い面積があり、ドレープとレースの2枚でおよそ10万円の見積もりになりました。見積書を受け取ったGさんは、苦笑するほかありません。

「窓の大きさが気に入って買ったのに、その大きさで困るとは思いませんでした」

結局、カーテンが届くまでの2週間、Gさん一家は夜の外からの視線を気にしながら過ごすことになりました。

内見で窓を測っておけば当日に慌てない

内見のときにメジャーを持参し、カーテンレールから床までの丈と、レールの幅を測っておきましょう。丈も幅も、窓ガラスではなくレールを基準に測ると、そのまま注文の寸法に使えます。

採寸して既製品では足りないと分かったら、売主のカーテンをそのまま残してもらえないか、仲介の担当者を通じて相談する方法もあります。窓に合わせて作ったカーテンを次の住まいでそのまま使えるとは限らず、売主が処分を考えている場合もあるためです。

新しく作る場合は、オーダーの納期2週間を見込み、引っ越しの日程から逆算して発注してみてください。

参考:おおよその予算を知るには(サンゲツ)



ライター:S.K(マンション管理士)
不動産管理会社で10年以上の現場実務に携わり、業界団体の評価制度策定委員会に所属していた経験がある。現在はライターとして、自身の豊富な経験・知見をもとに、一次情報を盛り込んだ不動産記事を多数執筆している。


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