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昼から『9人分』の揚げ物と鍋→ 両親と兄夫婦が集結も…9月3連休が台無しになってしまった“大誤算”

  • 2026.9.22
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。大手不動産会社に入社以降10年以上の現場経験があり、宅地建物取引士の資格を持つライターのT.Sです。連休に親族が集まると、料理の量も洗い物も普段の何倍にもなります。

台所の排水にそれだけの量が一気に流れる日は、年に数回しかありません。今回は、親族9人が集まった夜に台所の排水が詰まり、連休が明けるまで台所と風呂を使えなかったGさんの事例を紹介します。

9人分の揚げ物と鍋のあと、シンクの水が引かなくなった

Gさん(45歳・会社員)は妻と中学生の娘の3人で、5年前に中古で買った築38年の一戸建てに住んでいます。3年前に両親が実家を売って駅前のマンションに移ってから、正月や連休に親族が集まるのはGさんの家になりました。兄一家は車で2時間のところに住んでいて、来るときは泊まっていきます。

去年の9月の3連休、車で30分の距離に住む両親と、兄夫婦と子ども2人が集まりました。大人6人と子ども3人です。昼から揚げ物と鍋を作り、夕食のあとは大量の食器をシンクに運びました。

洗い物の途中で、シンクの水が引かなくなります。蛇口を止めても、たまった水はゆっくりとしか減りません。しかたなく、その夜は洗い物をあきらめました。

翌朝、庭に出ると、道路側の排水枡のふたのまわりから水があふれていました。風呂の水も流れが遅くなっています。台所と風呂の排水は庭の地中で合流し、道路側の排水枡(ゴミや泥をためて配管の詰まりを防ぐ枡)へ流れる構造のため、片方の詰まりがもう一方へ及んでいました。

状況を見ていた娘も「台所が詰まっただけなのに、お風呂も使えないの?」と困惑していました。

連休中は業者が来られず、台所と風呂が使えない2日間

Gさんが水道修理の業者に電話をかけると、連休の中日で予定が埋まっていました。担当者によると「連休中はいっぱいでして、伺えるのは早くても連休明けの午前になります」とのことです。市役所に対応してもらえないかと休日窓口に問い合わせると、以下のような回答でした。

「敷地の中の排水管と排水枡は持ち主の管理なので、市では対応しないんですよ」

兄一家は予定どおり昼過ぎに帰りました。Gさんの家は連休の残り2日間、台所と風呂が使えない状況に陥ります。食事は近くの店やコンビニで済ませ、風呂は車で銭湯に通いました。

連休明けに来た担当者が高圧洗浄をすると、排水管の内側に長年の油汚れが層になってこびりついています。作業員は「築年数のぶん、管の中に油の層ができて細くなっていましたね。人が多い日に一気に流れたんでしょう」と言いました。費用は4万円ほどでした。

台所の排水枡は数か月に一度ふたを開ける

排水管の中にたまる油の層は、ある日突然できるものではありません。Gさんのように築年数の経った一戸建てで、シンクの水の引きが以前より遅くなっていたら、管の内側が細くなってきている合図です。

連休や年末年始は業者の予定が埋まりやすいため、人が集まる前に業者へ配管の洗浄を頼んでおきましょう。日ごろの予防は、台所から流れた水を最初に受ける庭の排水枡の掃除です。

ふたを開けて、表面に浮いた白い油のかたまりをお玉などですくい、水気を切って燃えるごみに出します。直接流さなくても皿についた油が少しずつたまって詰まるため、自治体は数か月に一度の清掃を呼びかけています。そして揚げ物の油はシンクに流さず、拭き取るか固めて捨てるようにしてください。

参考:
下水が詰まったが、どうすればいいですか。(横浜市)
台所桝の清掃をお願いします(ご家庭で簡単にできます)(荒尾市)



ライター:T.S(宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランニング技能士)
大学卒業後、大手不動産会社に入社。10年以上にわたり、都心のタワーマンションから郊外の築古戸建てまで、数多くの現場経験を積む。現在は不動産ライターとして「業界の不都合な真実」や、消費者が陥りやすいマネーの罠について、実体験に基づく記事を執筆している。


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