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元カレの鞄に、失くしたキーホルダー。3年ぶりの再会

  • 2026.7.29
ハウコレ

元カレは「いつのだったっけ」と口ごもりました。

3年前のあの物がなぜ今も彼の側に。2次会の照明の下で、答えを聞き出す勇気だけが足りませんでした。3年ぶりに再会した元カレのかばんには、私が高校生のときに買ったはずのキーホルダーが揺れていました。

「久しぶり」の距離感

会社の同期の結婚式の2次会で、会いたくない人と目が合いました。付き合っていた彼が、同じ招待客として来ていたのです。3年前に別れて、それきり連絡は取っていませんでした。「久しぶり」と挨拶を交わし、それぞれ別のテーブルに座りました。乾杯のグラスを持つ手元もそわそわして、隣の同期の話が半分しか耳に入りません。

見覚えのある、あの形

歓談の時間になり、彼が椅子の背にかけたかばんが私の視界に入りました。側面のフックに、木彫りの鹿のキーホルダーが揺れています。色が褪せて、角の先が少しだけ欠けているそれは、高校生のときに温泉街で買った私のものと同じでした。付き合っていた頃、確かにかばんにつけていたはずで、なくしたと思っていたものです。元カレのものなのかとも思いましたが、私のものな気がしました。

「いつのだったっけ」というごまかし

乾杯のあと、彼のテーブルへ挨拶に回り、かばんを指して聞きました。「そのキーホルダー、どうしたの?」。彼はグラスを置いて、少し間を置いてから答えました。「あー、これ……いつのだったっけ」。目を合わせないまま、かばんの位置を少しずらした元カレを見て、私のものだろうという確信を持ちました。しかし、それ以上は聞けませんでした。会場の明るさと周囲の笑い声に、彼と私だけが取り残されている感覚がありました。私は重い空気に耐え切れず、すぐにこの場から離れました。

そして...

帰り道、駅までの街灯を数えるように歩きながら、まだ持っている理由を勝手に想像していました。未練かもしれない。それとも執着だろうか。翌日、同期経由で彼の連絡先が届き、メッセージが届きました。「あの日、聞いてくれたキーホルダーのことだけど、ずっと返しそびれてた」。少し悩みましたが、返信して会うことにしました。もう気持ちもなく、よりを戻すつもりはありませんが、大切にしていたキーホルダーを持っていてくれたのは嬉しかったです。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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