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毎回領収書をもらう彼が、私に見せた画面

  • 2026.7.29
ハウコレ

答えを聞いたあの日まで、私はずっと1人で決めつけていました。彼がスマホで見せてくれたものを見て、自分がどれほど表面だけを見ていたかを知ることになりました。

画面には、私と過ごした日の店名や金額が、半年分並んでいました。

毎回の会計で聞こえてくる、あの言葉

付き合って半年ほどの彼は、2歳年上の会社員です。デートは彼が誘ってくれることが多く、支払いも彼が済ませてくれます。ただ、1つだけ気になることがありました。カフェでもレストランでも、彼は会計のあとに必ず店員さんへ「領収書ください」と声をかけるのです。真面目な人なんだろうな。初めて見たときは、そんなふうに思っていました。

聞きたいのに聞けないまま、募っていったモヤモヤ

気になり出すと、その一言ばかりが耳に残るようになりました。いつも気前よく奢ってくれる彼が、実は私のために無理をしていて、会計のたびに金額を気にしているのかもしれない。そう思うと、聞くのがますます怖くなりました。

お金の話にうるさい人だと思われたくなくて、なかなか切り出せません。その代わり、私は会計の時間が近づくたび、少しだけ身構えるようになっていました。

思い切って聞いた日、彼が見せてくれたもの

数日後のデートの帰り道、私は思い切って聞いてみました。

「ねえ、どうして毎回、領収書もらうの?」

彼は1度こちらを見返してから、少し気まずそうにスマホを取り出しました。

「見てほしいものがあるんだ。もっと早く言えばよかった」

そう言って彼が開いたのは、家計簿アプリの画面でした。そこには、私と一緒に行った店の名前や、支払った金額が並んでいました。

そして...

領収書は、その場で受け取ったあと、写真に撮って記録として残していたそうです。「2人で暮らすことを考えたら、どのくらいお金がかかるのか知っておきたくて」と、彼は少し照れたように話してくれました。

私は画面をしばらく見つめたあと、「言ってくれてよかった」と小さく口にしていました。その後、彼は会計のたびに「記録に残したいから、領収書もらうね」と先に伝えてくれるようになりました。

そして少ししてから、彼は私にプロポーズしてくれました。あの日見せてくれた家計簿は、ただのお金の記録ではなく、彼が私との未来を本気で考えてくれていた証だったのだと、今なら分かります。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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