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「冷蔵庫の中も片づけておいたわ」留守中に家へ上がっていた義母→夫が静かに示した正論とは

  • 2026.7.27
「冷蔵庫の中も片づけておいたわ」留守中に家へ上がっていた義母→夫が静かに示した正論とは

扉を開けたら並びが違う

土曜の夕方、買い物袋を提げたまま冷蔵庫を開けて、手が止まりました。扉に立てていた調味料が、一本残らず並び替わっています。

「ねえ、ここ触った?」

「いや、俺は朝から出てたけど」

奥の棚では作り置きが見慣れない容器に移され、野菜室の袋も几帳面に畳み直されています。

玄関の鍵は、出るときに閉めています。合鍵を持っているのは義母だけでした。

その夜、義母から電話がありました。

「冷蔵庫の中も片づけておいたわ」

「……ありがとうございます。すみません」

受話器を置いてから、もう一度冷蔵庫を開けて、そのまま閉めました。

悪気がないと分かるから

義母は、会うたびに孫を抱き上げて「預かってあげるから、二人で出かけておいで」と言ってくれる人です。ありがたい申し出に、私はいつも同じ返事をしていました。

「大丈夫です、そちらまで連れて行きます」

食器を拭いていた夫が、布巾を置いてこちらを見ました。

「母さんに預けるの、嫌なんだろ」

「そうじゃなくて。……留守のうちに、いてほしくないの」

「片づけられるのが嫌なのか」

「片づけてもらうたびに、できていない人だと言われた気がして」

言ってしまってから、口をつぐみました。義母を悪く言ったようで、後味がよくありません。

「悪く言ってないよ。俺が話す。母さんは怒らないから」

夫が示した線引き

翌週の日曜、義母は煮物の鍋を抱えて来ました。玄関で靴を脱ぐより先に、夫が声をかけます。

「母さん、この前は冷蔵庫、ありがとう。助かったよ」

「いいのよ。あなたたち忙しいんだから」

義母が鍋を上がり框に置くのを待って、夫は続けました。

「一つだけ決めさせてほしいんだ。俺たちがいない間は、家に上がらないでほしい。片づけは自分たちでやる」

「……勝手だったわね。ごめんなさい」

「勝手じゃない。良かれと思ってくれたのは分かってる。ただ、家は俺たちの持ち場なんだ」

義母はしばらく黙ってから、はっきりうなずきました。

「そのかわり、預かるときはうちに連れておいで。うちなら、いくら散らかしても構わないから」

帰り際、義母は玄関で合鍵を出しかけて、手を止めます。

「これ、返したほうがいい?」

「持っててよ。何かあったときは頼るから」

翌月、子どもを預けたのは義実家でした。門の前で、義母は先に立って待っています。

「いらっしゃい。今日はうちで、思いきり散らかそうね」

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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