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子どもに「ごめんね」が言えなくて。怒鳴り散らして後悔 →「今度から」息子の『涙の一言』にハッ

  • 2026.7.24

親になると子に対してつい「完璧でいなければ」ということばかり考えてしまいますが、もし間違えてしまった時に大切なのは、「問題とどう向き合うか」なのかもしれません。
今回は、筆者の友人の体験談をお届けします。

画像: ftnews.jp
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怒りすぎた夜の自己嫌悪

子どもを感情的に叱ってしまった夜は、決まって自己嫌悪に襲われます。

ある日の夕食準備中のことです。
息子がコップを倒して床を水浸しにしてしまいました。

本来なら、「大丈夫? 一緒に拭こうね」で済む話だったはず。
けれど、その時の私には余裕がありませんでした。

「何やってるの! わざとでしょ!」

気づけば必要以上に声を荒らげてしまっていました。

もちろん、息子がわざとやったわけではないことは分かっていました。
それなのに私は、自分の焦りや疲れをそのまま幼い息子にぶつけてしまったのです。

謝れなかった理由

息子がしょんぼりした顔で食事を終え、寝室に行った後も、私はモヤモヤしていました。

本当は怒りすぎたと分かっている。
謝るべきだとも思っている。
それなのに、「ごめんね」が言えない……。

今思えば、「親が謝るなんて格好悪い」という妙なプライドがあったのだと思います。
どこかで私は、「親は間違わない、正しい存在でなければならない」と思い込んでいました。

勇気を出して伝えた言葉

でも、その時ふと、あることが頭をよぎったのです。
私は普段から息子に、「悪いことをしたら、ごめんなさいを言おうね」と教えています。
それなのに、謝れずにいるのは私のほうではないか、と。

子どもには素直さを求めているのに、自分は素直になれていない。
そのことに気づいた瞬間、なんとも言えない恥ずかしさが込み上げてきました。

私は意を決して、布団に入った息子の背中に向かい「さっきは怒りすぎてごめんね。ママ、余裕がなくなっちゃってたね」と伝えました。

すると、寝ていると思っていた息子がゆっくり振り返り、少し涙ぐみながら言ったのです。

「今度から、こぼしたらちゃんと拭くね……」

その言葉を聞いた瞬間、胸の奥でずっと張り詰めていたものが、ふっとほどけるのを感じました。

体験者の声

親だって失敗しますし、体調が悪かったり、感情的になってしまったりする日もあります。
大事なのは、失敗しないことではなく、失敗した後に誠実に向き合う姿を見せることなのかもしれません。

あの日以来、「あ、間違えちゃったかも」と思った時は、すぐ素直に謝るようになりました。
もちろんうまくいかない日もありますが、これからも悪いことをしたらちゃんと「ごめんね」を伝え合える、そんな親子でありたいと思います。

【体験者:20代・女性主婦、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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