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【大通】乱切りにも、ほどがある。至高のランチは完売必至!【手打ちそば YUI-WAN (ゆいわん)】

  • 2026.7.24

隠れ家的蕎麦店

地下に潜むその店は、モダンなジャズが流れるカフェのような空間でありながら、一歩足を踏み入れれば蕎麦職人の熱き戦場だった。

札幌のビル地下で目撃した、五感を揺さぶる「乱切りそば」の体験を、ドキュメンタリー調でお届けする。

出典:リビング札幌Web

地下へと続く、白いのれんの誘惑

お洒落なカフェか、それとも隠れ家バーか。

ビルの地下へと階段を降りると、そこにはシンプルで洗練された白いのれんが佇んでいた。店名は「YUI-WAN」。

引き戸を開ければ、心地よいジャズの音色が出迎えてくれる。

しかし、油断してはならない。開店からわずか10分足らずで席は埋まり、あっという間に満席となる超人気店なのだ。

出典:リビング札幌Web

一反木綿、現る? 驚愕のビジュアル

お目当ては、数量限定の「乱切りそば」である。

運ばれてきた一皿を見て、思わず目を疑った。

端正な細打ち蕎麦の上に、デデンと鎮座する圧倒的存在感。それはまさに「乱切りにも、ほどがある」と言いたくなるような、ツヤツヤとした超極太の平打ち麺であった。

一本の皿の中で繰り広げられる麺の異種格闘技戦。

食べる前からこちらのテンションは最高潮である。

出典:リビング札幌Web
出典:リビング札幌Web
出典:リビング札幌Web

厨房の「ジャムセッション」を聴きながら

店内を流れるお洒落なジャズ。

しかし、セミオープンのキッチンから聞こえてくるのは、それ以上にダイナミックな「厨房のセッション」だ。

「太さの異なる麺を同時に、かつベストな茹で加減で仕上げる」という超高難度のミッションに挑む職人。

飛び交うオーダー、一瞬の気の緩みも許されない茹で釜の熱気。

お洒落な空間と、蕎麦屋本来の泥臭いライブ感。

このギャップこそが、何とも言えず心地よいBGMなのである。

出典:リビング札幌Web

噛み締める喜びと、大人のおかわり

箸で極太麺を持ち上げ、つゆにくぐらせて一口。……美味い!

しっかりとしたコシと、噛むほどに広がる蕎麦の力強い香り。

咀嚼(そしゃく)を促すこの乱切り、もり1枚でありながら、お腹がパンパンになるほどの驚異的な食べごたえである。

しかし、ここで計算外の事態が発生する。

蕎麦を噛み締めすぎたせいか、終盤でつゆが足りなくなってしまったのだ。

だが、筆者は慌てない。

すかさず100円を支払い「つゆのおかわり」を召喚。

このファインプレーが、次なる奇跡を呼ぶ。

出典:リビング札幌Web
出典:リビング札幌Web

トロトロの白い宇宙で〆る

最後に登場したのは、ガラスのピッチャーに注がれた、これでもかと白濁した蕎麦湯。

熱々で、まるでポタージュスープのようにトロットロである。

先ほどおかわりした極上のつゆに、この濃厚な蕎麦湯を注ぎ入れる。

お出汁の旨みと蕎麦の栄養が完璧に融合した黄金のスープをすする。

五臓六腑にしみわたるその美味さに、ただただ脱帽するしかなかった。

100円の追加投資は、間違いなく「人生最良の選択」のひとつとなったのである。

出典:リビング札幌Web

地上に吹く風と、心地よい余韻

大満足で店を後にし、白いのれんをくぐって再び地上の喧騒へと戻る。

口いっぱいに広がった蕎麦の香りと、お腹にじんわりと残る温かさに包まれながら歩く街角。

通り抜ける風が、いつもより少し心地よく感じられる。

「乱切りにも、ほどがある」

あの破天荒な一杯は、胃袋だけでなく、なんだか心まで満たしてくれたようだ。

さて、次あそこに潜むのはいつにしようか。そんなことを企みながら、筆者は再び都会の雑踏へと消えていった。

出典:リビング札幌Web
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