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12歳までの「眠る力」がカギに?働く世代3割が「睡眠が取れない」対策の最前線とは

  • 2026.7.22

あなたの『睡眠時間』はどれくらいですか?

日本人の平均睡眠時間は、OECD(経済協力開発機構)の調査によると、7時間42分。
調査対象の35か国で『最下位』です。

この『不眠大国』をなんとかしようと、新たな試みが始まっています。

連載「じぶんごとニュース」

寝てもスッキリ起きられない

札幌市のもいわ徳洲会病院の診察室。
40代の男性患者は「睡眠時無呼吸症候群」と診断され、通院しています。

「昔からいびきがひどく、8~9時間寝てもあまりスッキリ起きられなかった」と話す男性は、専用のマウスピースをつけて、いびきや無呼吸を抑える治療をしています。

「最初は違和感があったがすぐに慣れた。ずっと寝られるようになった」

病院は「いびき・睡眠時無呼吸外来」という名目で患者の診察にあたっていましたが、6月から新たな取り組みに乗り出しました。

診療科名に『睡眠障害』

Sitakke

厚生労働省によれば、「睡眠時無呼吸症候群」や「不眠症」などの『睡眠障害』を抱える人は全国で約865万人にのぼります。
また、働く世代の20〜59歳のうち、約3割の人が「睡眠が全く取れていない」「あまり取れていない」と回答しています。

一方、日本睡眠学会の調査では58%の人が睡眠に課題を感じていたものの、医師に相談していたのはわずか14%でした。

『睡眠障害』を診察できる医療機関は「精神科」や「呼吸器内科」などバラバラで、受診先がわからず医療機関につながりにくい現状がありました。

そこで厚労省は、6月から制度を改正し、医療機関が看板や広告で表示できる診療科名に、新たに『睡眠障害』という名前を組み合わせて使えるようにしました。

『睡眠障害』を診療科名として掲げられるようになったことで、患者が受診しやすくなることが期待されます。

循環器疾患が隠れていることも…?

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札幌もいわ徳洲会病院は、現在の「いびき・睡眠時無呼吸外来」に代わり「睡眠障害」と「循環器内科」を組み合わせた「睡眠障害循環器内科」として、近く新たに開設する計画です。

後平泰信院長は「睡眠障害を訴えて来た人が、実は循環器疾患を合併している人もいる。それをスムーズに一緒に診られる科として考えている」と説明します。

後平院長は、睡眠医療と循環器、両方の専門医として診療を行うことで、病気の早期発見と治療につなげられるとしています。

「まずは寝つきが悪いとか、寝ても疲れが取れない人、いびきがある人、もともと循環器疾患がある人はしっかりかかっていただきたい」

一方、睡眠の問題は大人だけではありません。

スポーツで『眠る力』を育む

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3歳から12歳を対象にした、札幌の運動教室です。
複数の種目で体を動かす「マルチスポーツ」に取り組んでいます。

子どもたちは施設内の部屋を移動しながら、1種目20分程度、鉄棒やマット、バスケットボールなどのスポーツで体を動かします。

目指すのは、スポーツを通した体づくりだけでなく、子どもたちの『眠る力』の育成です。

赤坂慧代表は「12歳以下はいろんな力をつける一番大切な時期だが、睡眠も同じで、海馬の成長などに繋がっていく。12歳までにしっかり睡眠が取れていないと、それ以降もちゃんと寝る力を得られない。睡眠がまずは大事」と話します。

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例えば、トレーナーに指示された色を順番通りに記憶し、同じ色のボールを、そのとおり正確に集めながらダッシュします。頭と体を同時に使う運動が、質のよい眠りにつながるといいます。

「運動だけでなく脳も動かしているので、脳と体のバランス感覚でしっかり深い睡眠に繋げていくところを意識している」

通っている子どもは「すぐ寝れちゃう。午後7時半くらいに半目になっちゃう」「家に帰ったらすぐソファで寝っ転がる」と話します。

厚労省は、不眠が続いて生活に影響がある場合は『睡眠障害』が疑われるため、速やかに医療機関に相談してほしいと呼びかけています。

連載「じぶんごとニュース」

取材・文:HBC報道部
編集:Sitakke読者編集部ぬまぬま

※掲載の内容は、HBC「今日ドキッ!」放送時(2026年6月12日)の情報に基づきます。

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