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彼女に隣の県で見つかった日、俺が嘘をついてまで隠していたこと

  • 2026.7.23
ハウコレ

心配をかけたくない。

その理由で隠し続けた行き先に、彼女は自分の足でたどり着きました。守っていたつもりの俺が、本当に隠していたものとは。資料から顔を上げた先に、いるはずのない彼女が立っていました。

彼女に言えないまま、隣の県へ通っていた

付き合って2年、俺は今の職場に限界を感じていました。給料も休みも増えないまま、この先やっていけるのか不安でした。そんなとき、隣の県の会社から声がかかり、面接や打ち合わせのために何度か足を運んでいました。

彼女には「今日は会社」とだけ送って、本当の行き先は伏せていました。心配をかけたくない。決まってから、いい報告として伝えたい。そう自分に言い聞かせていました。居場所を共有するアプリのことは、正直、頭から抜けていました。

なんでここにいるの、と口走った

店の入り口にいた彼女と目が合い、俺はとっさに言葉を探しました。向かいの担当者に会釈をして、俺は席を立ちます。近づいてきた彼女は、「会社って、この街のこと?」と聞きました。動揺のまま、俺は「なんでここにいるの」と返してしまいました。

責めるような言い方になったのは、追いつめられた気持ちからでした。机に広げた求人票を見て、彼女が状況を察したのがわかりました。俺は「本当は、転職の面接だったんだ」と打ち明けるしかありませんでした。

守っているつもりで、置き去りにしていた

隠していたのは浮気ではありません。それでも、来月からこの街で働く話がほぼまとまっていたと話すと、彼女の表情が変わりました。

「私に相談もなく、勝手に決めていたの?」

その一言で、俺は自分のしたことにようやく気づきました。心配をかけたくないという理由で、2人の暮らしにかかわる決断を、俺は1人で進めていたのです。守っているつもりで、彼女を置き去りにしていました。彼女に見つからなければ、きっと全部決めてから事後報告するつもりでした。それがどれだけ身勝手だったか、彼女の顔を見て思い知りました。

そして...

位置情報アプリを、俺はずっと監視の道具のように感じていました。でも隠しごとをしていたのは、俺のほうです。彼女が追いかけてこなければ、大事な話を最後まで1人で抱えていました。転職をどうするかは、これから2人で決めます。次にあの街へ行くときは、彼女と一緒にと決めています。

(30代男性・会社員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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