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「たまには俺が車で連れて行くよ」双子を連れ出して怪我をさせた夫→義母に叱られて縮こまった瞬間

  • 2026.7.21

七五三の写真を、夫が取りに行く

七五三の写真ができたと連絡が入った休日の朝、夫が上機嫌で車の鍵を鳴らしました。

「たまには俺が車で連れて行くよ」

3歳の双子は、何をやらかすか分からない時期です。二人が別々の方向へ走り出すので、私でも一人で外へ連れ出すのは控えていました。

「二人一緒は本当に危ないよ。私も行こうか」

「大げさだって。写真受け取って帰るだけなんだから」

夫は聞く耳を持たず、双子をチャイルドシートに座らせて出発しました。玄関先で見送りながら、胸の奥がざわついたのを覚えています。

一本の電話と、義母の車

その予感は、一時間で現実になりました。

「双子が喧嘩して、片方がおでこ打った。泣きやまないんだけど」

写真屋を出たあとのエレベーターで、二人が押し合いになったのだそうです。

電話越しの夫の声は完全に上ずっていました。

「急いでそのまま休日診療所へ向かって。私は義母に車で送ってもらうから」

近所の義母に電話をすると、事情を聞いた義母はひと言、「すぐ行くよ」と言って車を出してくれました。助手席で祈るような気持ちだった私に、義母は前を向いたまま言ったのです。

「あの子は、子どもの怖さをまだ分かっとらんね」

義母に叱られ、縮こまった夫

診療所に着くと、たんこぶで済んだと聞いて、ようやく肩の力が抜けました。泣き疲れた双子が、夫の膝の上でうとうとしています。

ところが、駐車場から歩いてきた義母は、そのまま夫の前で足を止めました。

「あんた、なんてことすんだ?」

診療所の前に、義母の声が響きます。夫は慌てて笑ってごまかそうとしました。

「ちょっと目を離しただけだって。たんこぶで済んだんだから」

「済んだんじゃない。運がよかっただけだ」

夫の笑いが引っ込みました。何か言い返そうとして、口を開けたまま言葉が出てきません。

「3歳の双子を、一人で連れ出そうなんて考えるな」

夫はとうとう視線を落とし、肩をすぼめて小さくなりました。出かける前の得意げな背中は、跡形もありません。待合室から出てきた看護師さんまで、苦笑いで口を添えます。

「双子ちゃんは、大人二人でようやくですからね」

私は夫に向き直り、静かに、しかしはっきりと告げました。

「次からは二人で行く。一人で連れ出すのは、無しね」

「……はい」

普段は私の言うことなど流す人が、その日は敬語で返してきたのです。

帰り道、夫はハンドルを握ったまま黙り込んでいました。それからというもの、双子を連れて出かける日は、必ず「一緒に来てくれる?」と私に聞くようになりました。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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