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「母親が下手だと、子どもが苦労するの」私を下げ続けた義母→我慢出来ずに距離をとった結果

  • 2026.7.22
「母親が下手だと、子どもが苦労するの」私を下げ続けた義母→我慢出来ずに距離をとった結果

鍋の前で、エプロンの紐に手をかけられた

義母に悪気がないことは、分かっているつもりでした。ただ、家族のためという言葉の行き先が、いつも私のやり方の否定だったのです。

「その叱り方じゃ、この子が伸びないわよ」

言われるたび、私の中の何かが削れていきました。

その日も、前ぶれなくチャイムが鳴りました。

「近くまで来たから、寄ったのよ」

義母は台所まで上がってきて、鍋の蓋を開け、菜箸で肉じゃがを一つつまんで口に入れました。

「…こんな薄味で、子どもが気の毒よ」

「うちは、これくらいで慣れてるんです」

「薄味はやめて、私が作るわ」

義母の手が、私のエプロンの紐に伸びました。

「いいから、どいて。母親が下手だと、子どもが苦労するの」

笑って受け流しました。顔だけは。

その夜、夫に話しても、返ってくるのは決まった言葉です。

「母さんは昔からああだから。気にすんなよ」

気にするな、で済む話なら、私はとっくに終わらせています。

義父の晩酌の席で、箸を置いた

年末、義実家の食卓でのことでした。義父は晩酌をしていて、夫は黙々と箸を進めています。

「この家は、私がいないと回らないわね」

皿を並べながら、義母は誰にともなくそう言いました。

義父が苦笑いを浮かべ、夫は箸を止めて黙り込みます。

「ねえ、あなたもそう思うでしょう」

私に向けられた言葉でした。箸を置きます。

「お義母さん。しばらく、うちのことは任せてもらえますか」

「台所も、子どもの叱り方も、私が決めます。お手伝いは、お願いしたときだけで」

義母の頬が、かっと赤くなりました。

「私は、良かれと思って」

「はい。だから今日、はっきりお伝えしています」

言いかけた言葉が、途中で止まります。義母は助けを求めるように、義父のほうを向きました。

「お前は、少し言い過ぎだ。この子の家のことだろう」

義父が猪口を置いて、静かに言いました。義母の口が、開いたまま動かなくなります。二度、三度と何か言おうとして、結局、何も出てきません。皿を持ったまま、台所へ引っ込んでいきました。

帰りの車の中で、夫がぽつりと漏らしました。

「……俺も、ちゃんと言えばよかった」

年が明けてから、義母の連絡は月に一度あるかどうかです。来るときは必ず電話が先で、台所に入ってきません。

先月、久しぶりに顔を合わせたとき、義母は鍋を覗き込みかけて、手を引っ込めました。

「……美味しそうね」

「ありがとうございます。座っていてください」

薄味の肉じゃがを、義母は黙って二度おかわりしました。味付けを変えたわけではありません。変わったのは、この家で誰の言葉が通るのか、それだけです。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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