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「長男の嫁だろ、そのくらいしろ」義姉の家族の分まで予約を押し付けてきた夫。だが、妻の一言で態度が一変

  • 2026.7.20
「長男の嫁だろ、そのくらいしろ」義姉の家族の分まで予約を押し付けてきた夫。だが、妻の一言で態度が一変

予約係にされた夜

旅行好きの義父母が、久しぶりにみんなで温泉に行こうと言い出しました。

義父母と、夫と、うちの子どもたち。行き先も日程も、決めたのは義父母です。

「新幹線の予約は、携帯でやった方が早いでしょ」

義母のその一言で、手配はなぜか私の役目になりました。

「窓側がいいわ。通路側は落ち着かないの」

「わしは足を伸ばせる席な」

電話口で注文を聞きながら、ひと席ずつ埋めていきます。

家族のためだと思えば、そこまでは平気でした。

ところが数日後、夫が思い出したように言ったのです。

「そうそう、義姉さんとこの子たちも行くって」

「あなた暇でしょ」

義姉は、自分の両親との旅行です。

それなのに、こちらから連絡をしても既読がつくだけでした。

「仕事が忙しいみたいだから、取っておいてあげて」

夫は画面を見たまま、そう言います。

「待って。義姉さんのご家族の分は、義姉さんが取ればいいことでしょう」

「血が繋がってる繋がってないは、もう関係ないだろ」

「そういう話じゃなくて、人数も座席の希望も、私は聞いてないの」

「あなた暇でしょ」

そして、夫はこう続けました。

「長男の嫁だろ、そのくらいしろ」

その日から、ホテルの部屋割りも、食事処の予約も、私のところへ回ってきました。

義姉から届くのは、希望の時間だけです。子どもの人数も、苦手な食べ物も、こちらが何度も聞き直してようやく分かる始末でした。

画面を埋めていく指が、ふと止まります。私はスマホを置いて、夫のほうへ向き直りました。

「私は、旅行会社じゃありません」

夫が、目を丸くします。

「自分の家族の分は、自分で取ってもらって。義姉さんにも、そう伝えてね」

「いや、それは……角が立つだろ」

「角が立つのが嫌だから、私に押し付けてたの?」

夫は言いかけて、口を閉じました。行き場のなくなった手が、テーブルの上をさまよいます。

そのやり取りを、隣の部屋にいた義父が聞いていたようでした。

「そりゃそうだ。自分の子の席くらい、自分で取れ」

義父はそう言って、夫の肩を軽く叩きます。義母も、気まずそうに湯呑みへ視線を落としました。

「……悪かったよ」

夫は、それだけ言うのが精一杯だったようです。

結局、義姉の家族の切符は、義姉が自分で押さえました。ホテルも、食事処も、各自で手配することに決まったのです。

旅行当日、駅のホームで顔を合わせた夫は、私の手元を気にするようになっていました。

「切符、俺が持っとくよ」

そう言って手を差し出す夫に、私は自分のぶんだけを渡しました。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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