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「論理的に話せないなら黙ってろ」相談や喧嘩のたびに口癖のように言う夫。だが、妻が告げた事実に絶句

  • 2026.7.18

「論理的に話せ」が口癖の夫

夫の口癖は「論理的に話せ」だった。

私が困りごとを相談しても、夫と喧嘩をしても、少しでも語気が強まると、すぐにそう言って腕を組む。

私が言いたいのは理屈じゃなく、ただ「困っている」という気持ちだけ。

それなのに、まるで裁判のように筋道を求められる。

「論理的に話せないなら黙ってろ」

その一言で、私はいつも黙らされてきた。反論しようとすると「ほら、また感情的だ」と鼻で笑われる。

言い返せば言い返すほど、こちらが理性を失った人間に仕立て上げられていく。

悔しくて、夜中に一人で泣いたこともある。

けれど、あるとき気づいた。夫が「論理的に」と言うのは、都合が悪くなって話をそらしたいときだけだと。

それからの私は、頼みごとをした日付と、夫の返事を手帳に書き留めるようにした。感情ではなく、記録で話すために。

手帳を開いて突きつけた事実

きっかけは、また約束をすっぽかされたことだった。子どもの予定を頼んでおいたのに、夫は「聞いてない」の一点張り。

「先週も言ったよね」と伝えると、案の定、あの口癖が返ってきた。

「論理的に話せないなら黙ってろ」

けれど今回は、引き下がるつもりはなかった。いつもならここで泣いていた。

でもその日は違った。私は手帳を取り出し、静かにページをめくった。

「今月あなたが破った約束、6回」

日付と内容を、ひとつずつ読み上げる。

何日に何を頼み、夫が何と答えたか。

すべて書き留めてあった。

「4日は保育園のお迎え、7日は病院の付き添い。ぜんぶ『わかった』って返事、もらってるよ」

夫の表情がこわばった。

「そんなの、いちいち覚えてない」と口を尖らせる。

「覚えてないのは分かってる。だから書いてあるの。これのどこが感情論?」

夫は手帳を奪うように見て、そして黙り込んだ。反論しようにも、そこにあるのは自分の言葉の記録だけだった。

いつもの「感情的だ」も「論理的に話せ」も、今日はどこにも出てこない。

「論理的に話せって言ったのはあなたでしょ。だから、事実だけ並べたよ」

顔がみるみる赤くなり、やがて夫はうつむいた。しばらくして、ぼそりとつぶやく。

「……悪かった。次は、ちゃんとメモする」

謝る夫を前にしても、私はもう溜飲を下げたりはしゃいだりしなかった。ただ、これで対等に話せると思った。

それから夫は、二度と「論理的に話せ」とは言わなくなった。私が手帳を開くそぶりを見せると、決まって気まずそうに目を逸らす。

感情で戦うのをやめて、事実だけを置く。たったそれだけで、あんなに大きかった夫の声が、驚くほど小さくなった。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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