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【医師解説】イヤホンが原因で耳にカビ?快適に使うための対策とは

  • 2026.7.18
Saji+(さじたす)

夏になると、イヤホンを使っているときに「なんだか耳の中が蒸れる」「かゆい気がする」と感じたことはありませんか?その違和感、実は耳の中でカビが繁殖する「耳カビ(外耳道真菌症)」のサインかもしれません。 高温多湿な環境に加え、イヤホンによる密閉状態が続くことで、耳の中は想像以上に蒸れやすくなります。さらに、皮脂や耳垢がたまることで、カビが繁殖しやすい条件がそろってしまうことも。 そこでこの記事では、耳鼻咽喉科専門医・大場俊彦医師の解説をもとに、耳カビの原因や今日からできる予防のポイントに加えて、耳への負担を軽減する選択肢として注目されている“オープンイヤー型イヤホン”についてもあわせて紹介します。

耳カビ(外耳道真菌症)とは

難聴 耳の違和感
Saji+(さじたす)

 

夏になると、イヤホンを使っているときに「耳の中がムズムズする」「なんだか蒸れている気がする」と感じたことはありませんか。実はその違和感、単なる不快感ではなく、耳の中で起きているトラブルのサインかもしれません。

 

外耳炎は外耳道の皮膚が傷ついたり、高温多湿な環境によって細菌や真菌(カビ)が繁殖したりすることで、かゆみや痛み、耳が詰まったような感覚などの炎症を引き起こす病気です。イヤホンが日常に欠かせない存在となった今、とくに密閉型イヤホンの長時間使用による蒸れやかゆみが深刻化しているといいます。

 

さらに注意したいのが「外耳道真菌症」、いわゆる耳カビです。傷ついた外耳道にカビが繁殖した状態で、強いかゆみや痛みを伴うのが特徴です。細菌性の外耳炎に対して抗生物質を使用すると、かえって常在菌が減少し、カビが繁殖しやすくなるケースもあるため、再発しやすく治療が長引くこともあるとされています。放置してしまうと難聴につながる可能性もあるため、早めの気づきが大切です。

なぜ夏に耳カビが増えるのか

大場医師は、夏になると外耳炎や耳カビの患者が明らかに増えると指摘しています。近年はテレワークの普及に加え、若年層では娯楽としてのイヤホン使用、高齢層でもスマートフォンをきっかけにイヤホンを使う機会が増え、世代を問わず耳トラブルが起こりやすい環境になっています。

イヤホンの密閉による“蒸れ”

耳にワイヤレスイヤホンを装着する女性の横顔
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密閉型イヤホンは外の音を遮断できる一方、耳の中に熱や湿気がこもりやすい特徴があります。特に夏場は外気温も高いため、装着しているだけで耳の中の環境が悪化しやすくなります。

実際の実験でも、25度の屋外で密閉型ヘッドホンを約1時間装着した場合、耳まわりの温度が上昇することが確認されています。耳の中には汗を分泌するアポクリン汗腺があるため、湿気がこもることで菌の増殖リスクがさらに高まるといいます。

耳の中の汚れ

汗や皮脂、耳垢は本来必要なものではありますが、過剰にたまることで菌の栄養源となってしまいます。特にイヤホンを長時間使用することで汚れがこもりやすくなり、耳の中の環境を悪化させる要因になります。清潔に保つことは大切ですが、過剰なケアも逆効果になることがあるため注意が必要です。

耳かきのしすぎによる皮膚ダメージ

綿棒で耳そうじをする女性
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耳の中はとてもデリケートなため、頻繁に耳かきをすると皮膚を傷つけてしまいます。小さな傷から菌が入り込み、炎症や感染につながることも少なくありません。
かゆみを感じるとつい触りたくなりますが、その行動自体が症状を悪化させてしまう可能性があるのです。

耳の中が高温多湿になる「耳の温暖化」

耳トラブルの実態
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近年の猛暑もあり、耳の中が高温多湿になりやすい状況はより顕著になっています。密閉型イヤホンやヘッドホンを長時間装着することで起こる「耳の温暖化」は、耳カビを含むさまざまなトラブルの引き金になると考えられています。

 

耳の中が温かく湿った状態になると、カビや細菌が繁殖しやすくなります。また、蒸れやかゆみ、疲れといった不快感が増え、症状に至る前の段階でも耳に負担がかかっている状態が続いてしまいます。

調査で見えた耳トラブルの実態

実際にどれくらいの人が耳の不快感を感じているのでしょうか。イヤホンを日常的に使用する人を対象にした調査から、耳トラブルのリアルな実態が見えてきました。

夏のイヤホン使用で不快感を感じる人は約6割

耳トラブルの実態
Saji+(さじたす)

 

調査では、夏にイヤホンを使用した際に不快感を感じる人は約6割にのぼりました。真夏日や猛暑日にはその割合がさらに高まり、多くの人が耳の違和感を経験していることがわかります。
しかしその一方で、不快感を感じても「大したことはない」と判断して放置してしまう人も同じく約6割存在しています。顔や首まわりのケアに比べ、耳のケアは後回しにされがちであることも明らかになりました。

不快でも対処せず放置する人が多い

耳トラブルの実態
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耳の不快感として多く挙げられたのは、かゆみやムズムズ感、蒸れによる熱っぽさでした。これらは外耳道が高温多湿に傾いているサインであり、放置すると外耳炎へと進行する可能性があります。
それにもかかわらず、対処方法としては耳かきや綿棒での掃除が多く、何もせず様子を見る人も少なくありません。医療機関を受診する人はごく一部にとどまっており、軽視されやすい傾向が見て取れます。

耳カビは予防が大切

耳カビは治る?予防が重要な理由

外耳炎の症状として多い「かゆみ」は、実は直接的に抑える薬が少ないとされています。抗生物質は細菌には有効ですが、かゆみそのものには作用せず、耳カビに対しては十分な効果が得られない場合もあります。
さらに、炎症を抑える治療によってカビが増殖しやすくなるケースもあり、症状が長引く原因になることもあります。重症化すると鼓膜に影響が及ぶ可能性もあるため、発症してから対処するよりも、日常的な予防が現実的な対策だといえるでしょう。

今日からできる予防と対策

耳の温暖化による耳トラブル対策
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耳カビを防ぐためには、日々のちょっとした習慣が大切です。無理のない範囲で、次のポイントを意識してみましょう。
・耳の中を触らない・擦らない
小さな傷から菌が侵入するとされています。無意識に耳を掻いてしまう“ながら”の癖には注意が必要です。
・耳かきは月1〜2回まで
耳には自浄作用があるとされており、やり過ぎはその働きを乱し、傷の原因になることがあります。
・耳が濡れたままイヤホンを着けない
入浴・運動後などは耳の中が高温多湿になりやすいため、しっかり乾いてから着用することが大切です。
・1時間に10分は耳を休ませる
長時間の装着は耳の中の温度・湿度を上げやすいため、こまめに外して通気することが推奨されます。
・イヤホンは週1回ケア
汗・皮脂・耳垢は菌の温床になりやすいため、シリコン製チップは水洗い+乾燥で清潔に保つことが大切です。
・耳をふさがないオープン型イヤホンを選ぶ
密閉すると熱と湿気がこもりやすくなるため、形状の見直しも対策のひとつと考えられます。

通気性を考えたイヤホンの使い分け

耳の温暖化人関しての資料
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オープン型イヤホン「耳スピ」で耳への負担を減らす

オープンイヤーをつけて歩く男女のグループ
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こうした背景から、最近では耳をふさがないオープンイヤー型イヤホンにも注目が集まっています。音楽を楽しみながらも周囲の音を自然に取り込めるため、耳への負担を軽減しやすいのが特徴です。特に夏場や長時間使用するシーンでは、通気性を意識したイヤホン選びが快適さにつながるケースもあります。

耳スピとは?

オープンイヤーをつけた女性
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「耳スピ」は、耳をふさがずに音を楽しめるオープンイヤー型デバイスです。“共存(Co-being)”をコンセプトとするNTTグループ初の音響ブランド「nwm(ヌーム)」が展開するNTTの特許技術を搭載した耳をふさがないオープンイヤー型イヤホンです。

スピーカーのような開放感のある音が特徴で、周囲の音も自然に聞き取れるため、コミュニケーションを妨げにくい設計になっています。圧迫感が少なく、長時間使用しても快適さが続きやすい点も魅力のひとつです。

どんな種類がある?「耳スピ」ラインアップ

耳スピには、オーバーヘッド型や完全ワイヤレス、ネックバンド型、有線タイプなどさまざまな種類があります。利用シーンに応じて選べるため、自宅での作業から外出時、運動中まで幅広く活用できます。

オープンイヤー型 オーバーヘッド 耳スピーカー「nwm ONE(ヌーム ワン)」
nwm ONE(ヌーム ワン)
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オープンイヤーならではの広がりのある空間表現と軽い装着感でありながら、2wayドライバー搭載により圧倒的な再生周波数帯域を両立したフラッグシップモデル。自分の音と周囲の音を融合させる、機能美を追求したミニマルなデザイン。

オープンイヤー型 完全ワイヤレス 耳スピーカー「nwm DOTS(ヌーム ドッツ)」
nwm DOTS(ヌーム ドッツ)
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オープンイヤー型 ネックバンドワイヤレス 耳スピーカー「nwm GO(ヌーム ゴー)」
nwm GO(ヌーム ゴー)
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オープンイヤー型 有線 耳スピーカー「nwm WIRED(ヌーム ワイヤード)」
nwm WIRED(ヌーム ワイヤード)
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実際に装着!使い心地はどう?

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実際に使ってみてまず感じたのは、「耳をふさがない」という開放感です。周囲の音がしっかり聞こえる安心感がありながら、音楽も自然に楽しめるバランスの良さが印象的。また、オープンイヤーのため、長時間使用でも耳の中がこもりにくく、蒸れや圧迫感が少ないのも特徴。軽くて装着していることを忘れるような感覚がありつつも、名前を呼ばれれば気づける程度に外音が聞こえるなど、“ながら使い”にも向いている印象でした。

イヤホンというよりも、“自分だけに聞こえる小さなスピーカー”で背景音を流しているような感覚に近く、これまでのイヤホンとは少し違った体験です。

 

nwm ONE(ヌーム ワン)
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イヤホンを“耳をふさぐもの”ではなく、“音を取り入れるもの”として見直すことで、音楽の楽しみ方や使えるシーンが広がる──そんな新しい選択肢のひとつといえそうです。

まとめ

nwm
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耳の中は普段あまり意識しない場所ですが、実はとても繊細で、環境の影響を受けやすい部分でもあります。
とくに夏場は、湿気やイヤホンの使用によって蒸れやすくなり、知らないうちにトラブルの原因をつくってしまうこともあります。

 

大切なのは、「違和感に早めに気づくこと」と「負担をかけすぎないこと」。耳の中を触りすぎない、長時間の使用を避けるなど、ちょっとした意識でリスクはぐっと下げられます。また、イヤホンの選び方を見直すことも、ひとつの予防につながります。日々の習慣を少し整えるだけで、耳の快適さは変わります。 この機会に、自分の耳との付き合い方を見直してみてはいかがでしょうか。

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