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グリーンまわりからのミスを防ぐ!アプローチの打ち方を女子プロが解説

  • 2026.7.17

ピッチ&ランのアプローチは、正しい構えと体重配分を身につけることで安定感が格段にアップ。フェースにボールを長く乗せて「運ぶ」感覚を磨き、距離感のバラつきをなくす方法をレッスンします。

フェースにできるだけ長くボールを乗せる

私は、キャリーとランがおよそ半分ずつになるピッチ&ランのアプローチをスタンダードにしています。構えは少しオープンスタンス、ボール位置はセンターよりも少しだけ左に置き、フェースはスクエア、もしくは少しだけ開く。

体重配分は右足4、左足6くらいで、この左足寄りの加重をスイング中もキープするとヘッドの最下点が安定するので、ボールをフェースの芯でとらえられます。

ポイントはインパクトでボールを「パチン」と弾くように打つのではなく、フェースに長く乗せて運ぶこと。そのために私は、インパクトからフォローにかけて“フェースでボールを包み込む”イメージで振っています。これは距離感のバラつきを防ぐコツにもなりますよ。

前傾角に沿って体を回す

ボールを包む動きは、手先ではなく体の回転で作る。前傾角に沿って体を回しながらヘッドを左へ振り抜いていけば、フェースが自然にボールを受け止めるような動きになるため、インパクト時のロフト角も安定する

振り幅を決めたらリズムよく振り抜く

ターゲットを見て、素振りをしながら振り幅を事前にイメージ。このときバックスイングとフォローの大きさは左右対称になるようにしよう。これを決めたらフォローの位置までリズムよく振るのが、ミスを防ぐポイント

キャリーとランは5:5

キャリーとランの割合は5対5を目安にすると距離感を作りやすくなる。使用するウエッジの番手(ロフト角)はこの割合で打ちやすいものを選ぼう

クラブが上から入りダフらず正確に打てる

グリーンまわりからのミスを防ぐ!アプローチの打ち方を女子プロが解説
手先を使わずに体の回転で打つ。ボールをすくい上げる動きはNG!(右写真)

ピッチ&ランを成功させるには、構えるときに体の軸を真っすぐにしたまま、体重を左足に乗せることがポイント。体重配分は左6対右4くらいが目安で、スイング中に体重移動を行なう必要はありません。

そして、体の左サイドが伸び上がらないように、左ヒザの角度を保って打つ。インパクトまでその角度を保てば、クラブが上から正しく入り、ミート率がよくなります。

クラブは短く握り、体の回転を使ってボールをとらえることが鉄則。手先を使うとダフりやすくなるので注意してください。

右手首の角度もチェック

右手首は固めず、アドレス時の角度をできるだけ保つことが大事。手先を使うとその角度がほどけやすくなり、ダフリのミスを招いてしまう

左ヒザが伸びると大ダフリ

左ヒザを含めた体の左サイドが伸び上がると、上体が右に傾く。すると、ヘッドが早く落ちてボールの手前を叩いてしまう。これが大ダフリの原因だ

左ヒザの角度を変えない

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左ヒザが重要です!

構えたときの左ヒザの角度をインパクトまでキープ。体重を左足に乗せたままスイングすれば、その角度を保ちやすくなり、クラブが上から正しく入る

体の軸は真っすぐ

「アドレスは体の軸を真っすぐにして、6対4くらいの左足体重にします。ボールをどこに落としてどう転がすか、キャリーとランの割合をイメージし、それに適したクラブを選択しましょう」(林)

必要最小限の動きでコンパクトに振る

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インパクトの形をイメージします!(左写真)小さく構えたらコンパクトに振る。アドレスとインパクトの形がほぼ同じになるのが理想(右写真)

ボールのライが悪いときはもちろん、自分の調子がイマイチだったりすると、打つ前に「ミスが出そうだな…」と感じることがありますよね。そんなときは“小さく構えて低い球で転がす"という方法がオススメです。

グリップを短く握り、スタンスを狭くしたら、右足の前にボールを置き、ロフトを立てる。そして、インパクトの形をイメージして小さく構える。あとはクラブを上げて下ろすだけでOK。必要最小限の動きでコンパクトに振れば、ミスなく打てますよ!

グリーンまわりからのミスを防ぐ!アプローチの打ち方を女子プロが解説
ボールを右足の前に置き、ハンドファーストに構える。こうしてロフトを立てることがポイント

接触面積が大きい

アドレスでもインパクトでも、ロフト角を立てることでボールの接触面積が大きくなり、悪いライでもミート率がよくなる

接触面積が小さい

反対に、ロフト角を寝かす(大きくする)と接触面積が小さくなり、ボールへのコンタクトが難しくなってしまう

動きすぎはミスの原因

小さく構えてもバックスイングで体を大きく回したり、フェースを開いたりすると、それらを戻す作業が必要になり、ミスが出やすくなるので注意

必要最小限の動き

大きく振るほど誤作動が起こりやすく、ミスヒットにつながるため、必要最小限の動きでコンパクトに撮る。最初から転がすときはショートアイアン、キャリーを少し出すときはウエッジを選択する

いかがでしたか? ぜひ、レッスンを参考にしてみてください。

堀奈津佳

ほり・なつか●1992年生まれ、徳島県出身。159cm。13年「アクサレディス」でツアー初優勝。同年「アース・モンダミンカップ」で2勝目を挙げる。25年にはゴルフブランド「Nut’s to you」を立ち上げるなど、競技以外の活動も話題に。妹はツアー3勝の堀琴音。サニクリーン所属。(2026年6月現在)

林菜乃子
●はやし・なのこ/1997年生まれ、神奈県出身。154cm。18年のプロテストに合格。25年はレギュラーツアー13試合、ステップアップツアー8試合に出場。趣味は音楽鑑賞、ショッピング。

リハナ
●2001年生まれ、韓国出身。157cm。JLPGAのプロテスト合格を機に日本語を本格的に勉強し、今では流ちょうに話す。今季はステップアップツアーの「ツインフィールズレディース」2位タイなど調子も成績も上昇中。飯田通商所属。

構成=石川大祐

写真=相田克己

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