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「自分のアイアンより15ヤード飛んだ」PING G740は何が”反則級”? アマチュアと鹿又芳典が絶賛した理由

  • 2026.7.16

7月16日に発売されたピンの新作アイアン「G740」。キャッチフレーズは“反則級”。何が反則級なのか? 今回は30代と60代のアマチュア、そしてゴルフ界を代表するギアの有識者・鹿又芳典氏に反則級の実力を検証してもらった。

はじめて「G740」を手にした2人のアマチュアが驚いたのは、その見た目だった。

石井光信さん(写真左)
69歳、平均スコア90前半。年齢とともに飛距離が低下。そのためスコアメイクに苦しむ場面が増えたが、ベストスコア更新への意欲は衰え知らず。アイアンの軽量化を模索中。

「私は長年ピンのクラブを使ってきましたが、いい意味でピンらしくない(笑)。キャディバッグに入れたときの雰囲気もよい。“やさしいピン”というより“カッコいいピン”ですね」(石井)

関本将也さん(写真右)
36歳、平均スコア90前後。寛容性が高いアイアンでミスを減らしたいが、まだ若いので「いかにもやさしい」モデルではなく、カッコいいアイアンを使ってスコアアップを目指したい。

「写真で見るより実物のほうがカッコいい! 普通のブラックではなくて、奥行きを感じるブラックで高級感があります」(関本)

2人には早速コースで打ってもらったが、見た目を裏切る性能があった。

30代の関本さんは事前取材で「アイアンが苦手なので、ラクにプレーできてスコアを伸ばせるモデルが欲しい」と語っていた。しかし「G740」では1球目からナイスショット。とてもアイアンが苦手だとは思えない。

「いつもはトップしたり、ダフったりするのですが、このアイアンはヘッドの抜けがいい。ソールの幅や形状の恩恵を受けていることを感じます。自分のアイアンより15ヤードくらい飛んでくれるのでリキむことなく打てますね」(関本)

ピンまで約170ヤードの距離から7番アイアンで打ったショットは、高さもボールの勢いもアスリートゴルファーのようなカッコいい弾道で、正確にグリーンをとらえていた。

「飛んでくれるだけではなくて、ちゃんと高さを出せるので、グリーンで止まりますね」(関本)

一方、70歳を目前にした石井さんは、年齢からくる飛距離の低下によってスコアが伸び悩んでいるため、飛び系アイアンに興味をもっているが、抵抗もあった。

飛距離性能はどうだったのか?

「自分のアイアンだと7番アイアンで130、140くらいだったのに、「G740」だと150ヤードくらい飛んでくれます」(石井)

そして、石井さんが反則級だと感じたのが打感だった。

「1番意外だったのは打感です。大型ヘッドで飛距離性能が高いのに、こんなに打感がいいのははじめて。この打感は反則ですよ(笑)。私も買いますし、同世代のゴルフ仲間にも薦めます」(石井)

「G740」は5番アイアンから56度まで9本のラインナップがある。
関本さん、石井さんはウエッジについても高く評価していた。

「5番、7番もヘッドの抜けがよかったですけど、ウエッジもソールがきれいに抜けるから、ボールを拾いやすい」(関本)

「ウエッジも打感がいいし、ダフリのミスに強い。アイアンを買うなら56度までそろえたほうがいいですね」(石井)

米国での“SGIアイアン”の呼び名に鹿又も同様の高評価!

長年、ピンのアイアンの系譜を見てきた鹿又芳典。最初に語ったのはデザイン性だった。

「芝の上で見たときに、すごくよい色をしたブラックのカラーですね。光の反射を抑えてくれるのでシャープに見えます。G710もすごくカッコよかったですけど、さらに洗練されたブラックアイアンです」(鹿又)

性能については?

「元々、ピンのアイアンは打球が高く上がりやすい。たとえばG440は現行アイアンのなかでもトップクラスに弾道が高いのですが、G740はロフトが1度立っているのに、さらに打球が高く上がりやすくなっています」(鹿又)

鹿又が絶賛したのはソールだった。

「このソールはすごい! ここまでソール幅が広いのに傾斜やラフから打っても引っかからない。ソールの当たり方が絶妙です」(鹿又)

「G740」はデュアル・キャンバーソールを採用している。広めのソール幅でありながら、前後左右に湾曲をもたせることで抜けやすくなっている。とくにトゥ側に丸みがあることで、トゥダウンしてダフったときでも大きなミスになりにくい。

打感については、次のように分析していた。

「ここ数年、日本でピンの人気が高くなった大きな要因のひとつが打感です。ピンはドライバーもアイアンも年々、打感がよくなっています。ピンのクラブはミスヒットに強いのが特徴ですが、芯を外しても打感がよいのも魅力のひとつです」(鹿又)

ピンのアイアンでは「G430」以降、PURFLEXバッジを搭載。「G740」ではPURFLEXバッジを3ピース構造に改良して、さらに軽量化、低重心化。インパクトでの振動を抑えることで打感、打音がさらに良くなっている。

鹿又の「G740」への高評価コメントは続く。

「このアイアンは二律背反をいくつも覆しています。“見た目がいいのに、やさしい” “大型ヘッドなのに打感がよい” “ソール幅が広いのに抜けがいい” “飛距離性能が高いのに弾道が上がる”。さらに”アイアンセットなのにウエッジの完成度が高い”。そういうところが反則級に込められているメッセージだと思います」(鹿又)

米国では「ゴルフを変えるアイアン」「ゴルフをやさしくするアイアン」のことをゲームインプルーブメントアイアンと呼んでいるが、「G740」はその上を行くスーパーゲームインプルーブメントアイアン(SGI)として評価されている。
日本ではまだ聞き慣れないスーパーゲームインプルーブメントアイアンだが、「G740」はその魅力を日本で広く知らしめる存在になりそうだ。

【SPEC】
●素材/17-4ステンレススチール
●番手(ロフト角)/♯5(21度)、♯6(24.5度)、♯7(28度)、♯8(32度)、♯9(36度)、PW(40度)、UW(45度)、50(50度)、56(56度)
●標準クラブ長(♯7)/37インチ
●ライ角(♯7)/63度
●価格/3万1900円(スチール)、3万4100円(カーボン、DG EX TOUR ISSUE)


構成=野中真一、写真=田中宏幸、協力=日神グループ 平川CC、ジャパンゴルフスクール

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