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あきらかにサイズの小さい猫ベッドなのに満足そう。甘えん坊で寂しがり屋な黒猫・ろんのマイペースな日常に癒やされる人気コミック第8巻【書評】

  • 2026.7.16

【漫画】本編を読む

猫と暮らしていると毎日が特別になる。そんな愛おしい時間をたっぷり味わえるのが、大人気シリーズの『黒猫ろんと暮らしたら』(AKR/KADOKAWA)だ。

2026年6月4日発売の8巻でも、甘えん坊で寂しがり屋、けれど大人猫の魅力も持った黒猫・ろんとの暮らしがあたたかく描かれている。SNSで人気の「ろんの絵日記」を加筆修正し、ろんをはじめとする4匹の写真コラムも収録。さらに描き下ろしに「しんばと妹が仲良くなった理由」「遊びもマイペース」「毛布で寝よう」なども収められ、にぎやかな日常を楽しめる。

ろんは相変わらず自由で愛らしい。明らかにろんには小さいサイズの貰い物の猫ベッドに、かなり窮屈そうにみっちりと体を収めているものの本人はとても満足げな様子を見せる。そんな人間からすると理解できない行動とマイペースさに、本作でも変わらず思わず笑みがこぼれてしまう。

また、ゴールデンウィーク明けのエピソードもほっこりする。休みが終わり、翌日の仕事のために朝起きられるか不安に思っていた飼い主。すると、ろんは目覚ましアラームの2時間前に起こし、キッチンまで誘導してくれる。のんびり朝ごはんを食べ、一緒に外を眺めて日光浴。気づけば、休み明けの朝は思いのほか好調な滑り出しになっていた。もちろん、ろんがそこまで考えていたかはわからないが、そんな気まぐれな行動が、飼い主にとって憂鬱な朝に心を和ませてくれたのは確かだ。

そして、ろんだけでなく、まめ、みた、しんばといった個性的な猫たちの活躍(?)も描かれている。それぞれに特技があり、距離の取り方があり、甘え方も違う。その様子を漫画で楽しみ、写真コラムでじっくり眺められるのは猫好きにとってたまらない構成だろう。

ろんたちの何気ない日常には、小さな笑いや発見、そして癒やしが詰まっている。柔らかなタッチで描かれる個性豊かな猫たちの姿は、ページをめくるたびに心をほぐしてくれるはずだ。

文=ゆくり

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