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弟から背中を押され思わず涙…幼少期から父親に搾取され続けた姉が、本気で夢を叶えたいと思った話

  • 2026.7.16

母親が亡くなったあと、男手ひとつで育ててくれた父親はまさに子ども思いに見えますよね。しかし実際は何もせず、まだ幼い娘に家事を全てやらせるケースもあるようです。今回は幼少期から父親に搾取され続けた姉が、本気で夢を叶えたいと思った話をご紹介いたします。

テレビカメラに密着され、結婚式を迎えた主人公・本郷愛花と夫・澤村伊織。一見幸せそうに見える愛花ですが、男手ひとつで育てた父親・修に「私は、あなたのことが大嫌いです」と告げたのでした。 今から15年前、愛花が10歳のときに飲酒運転に突っ込まれた母が亡くなります。悲しみに暮れた一方、修は義母の提案を退け、ひとりで愛花と3歳の弟・暖を育てると宣言しました。しかし世間の目を気にしただけの修は、家事をすべて愛花に任せたのでした。
もともと修からモラハラを受けていた母でしたが、愛花たちに矛先がいかないように守ってくれていました。しかしその母がいなくなり、外面のいい修の言いなりにならざるを得なくなります。そんなある日、修が家族でテレビに出ると言い出したのでした。
地方のテレビ局にて、シングルファザーの密着取材を受けることになった修は大喜びします。当日は優しい父親を演じた修を一瞬信じましたが、取材が終わった途端片付けを要求されてしまいます。
放送は夕方ニュースのワンコーナーだったものの、その影響力は絶大でした。ドキュメンタリー番組が放送された直後、今度は講演会の依頼が舞い込みます。世間の好感度を味方につけた修の講演会は、大好評のうちに幕を閉じたのでした。
修のもとに続々と講演会の依頼が届くようになった結果、愛花は学校や家事、暖のお世話に加え、スケジュール管理まで求められるようになります。さらに世間体を気にする修に怒られないために、寝る間を惜しんで勉強に励みました。その後ドキュメンタリー番組の第2弾が放送されたことにより、修の好感度はまたしても上昇します。
仕事を辞めた修は、講演会1本で生計を立てていくことにします。愛花たちのそばにいたいという上辺の理由から、業務委託として団体に所属しました。愛花のスケジュール管理は必要なくなりましたが、新聞に記載された綺麗事だらけのインタビューにウンザリします。さらに行く先々で修を褒められた愛花は、「ころっと騙されてバッカみたい」と思ったのでした。
帰りが遅い日が増えていった修ですが、そこで愛花は団体職員の川瀬と関係があることに気づきました。結婚して子どももいる川瀬との不倫に困惑したものの、修に逆らえない愛花は咎めることができません。その後美容院の前を通った際、「愛花は愛花のやりたいことをやればいい」と母に言われたことを思い出し、進路調査票に美容師と書いたのでした。
しかし愛花は、「税理士に払う金がもったいない」との理由で美容師の夢を断たれ、商業化に進学しました。一方小3になった暖は、修への感謝をアピールすることを条件に、やりたかった柔道を習いはじめます。
愛花が高校生になった年に、ドキュメンタリー番組の第3弾が撮影されます。母の写真をお守り代わりにする愛花に、違和感を持った撮影スタッフ・板倉さんが声をかけてきたのでした。
誰かの顔色を伺うような愛花を見て、昔の自分にそっくりだと思った板倉さん。こんな生活を終わりにしたいと思った愛花は勇気を出して声を上げようとしたものの、タイミング悪く話をすることができませんでした。
高校を卒業した愛花は、本格的に修の手伝いをすることになります。しかし強制的に雑用を押し付けられた上、給料を支払ってもらえません。愛花が話をしたところ「そんなに不満があるならいますぐここを出て行け」と言われてしまいます。悔しさに涙を滲ませましたが、大切な暖のために堪えたのでした。
愛花が高校を卒業して少し経った頃、ドキュメンタリー番組の第4弾が撮影されます。今回は「父を手伝う孝行娘」として、愛花をメインにした撮影となりました。密着取材中、愛花を気にかけてくれた板倉さんに、本当は美容師になりたかったと伝えます。
もともと板倉さんの両親は地元で店を営んでおり、幼少期から跡継ぎを期待されていました。両親に逆らう選択肢すら知らないまま大学に進学しましたが、自分の夢を諦められませんでした。最終的に両親の反対を押し切ってテレビ局に入社した経験をもとに、愛花に「自分の人生を諦めて欲しくない」と伝えたのでした。
板倉さんの言葉を思い出した愛花は、自分の人生について考えます。憧れていた美容師になりたい一方で、修とふたりきりになってしまう暖を案じたのでした。

板倉さんの言葉が離れない愛花

暖に背中を押され、涙をこぼした愛花

板倉さんの言葉をきっかけに、自分の気持ちにウソがつけなくなった愛花。暖に美容師になりたい話をしたところ「次は俺が頑張る番」と背中を押され、思わず涙をこぼしたのでした。大切な弟が自分の夢を応援してくれたら、苦難を乗り越えてでも本気で叶える決心がつくかもしれませんね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

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