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「お友達、相変わらずお綺麗ね」隣人が友人の名前をなぜか知っていた→友人に電話すると思わぬ事実が発覚

  • 2026.7.17

愛想のいいお隣さん

数年前に引っ越したマンションで、私の隣に住んでいたのは、60代の一人暮らしの女性だった。

いつも穏やかに微笑んでいて、廊下ですれ違えば「今日は暖かいわね」と声をかけてくれる。

どこにでもいる、感じのいいお隣さんだと思っていた。

ある日、私は有給を取って、大学時代の友人を家に招いた。

学生の頃から仲のいい友人で、久しぶりの再会に、部屋には笑い声が絶えなかった。

学生時代の思い出話に花が咲き、気づけば外はすっかり暗くなっていた。

楽しい一日だった。

異変を感じたのは、その翌日のことだ。

ゴミを出しに出た廊下で、あの隣人とばったり顔を合わせた。彼女はいつもの笑顔で、こう切り出した。

「一昨日はお友達が来て、楽しそうだったわね」

壁が薄いから声が漏れていたのだろう。

私は「お騒がせしました」と頭を下げた。

それだけなら、なんてことのない世間話だった。

けれど、彼女は微笑みを崩さないまま、言葉を続けたのだ。

「お友達、相変わらずお綺麗ね」

そして、友人の名前をはっきりと口にしながら、「学生時代から仲がいいの?」と付け加えた。

私は、その場で凍りついた。

話したことのない名前

友人の名前を、私はこの隣人に一度も話したことがなかった。

それどころか、彼女に友人の存在を打ち明けたことすら、一度もない。

なぜ、名前を知っているのか。頭の中が真っ白になった。

それでも顔には出さず、私は曖昧に笑って、逃げるように部屋へ戻った。

その夜、どうしても落ち着かず、私は友人に電話をかけた。あの日の帰り道、何か思い当たることはなかったかと。

友人は少し考えてから、思い出したように言った。

「そういえば…エントランスであなたを呼び出したとき、すぐ後ろに、お年寄りの女性が立っていたの」

私たちはあの日、エントランスのインターホン越しに、名前を呼び合いながら会話していた。

その真後ろに、あの隣人がぴたりと張りついていたのだ。オートロックの扉の前で、私たちのやり取りを、じっと聞いていた。

悪びれもしない、あの穏やかな笑顔。その裏で、彼女は他人のインターホン越しの会話を背後で盗み聞きし、名前まで記憶していた。

いつからだろう。私が誰と会い、いつ有給を取ったのか。あの人は、どこまで知っているのだろう。

思い返せば、私が仕事から帰る時間になると、彼女はいつも玄関先で見送るように立っていた。ただの偶然だと思っていたあの姿までもが、今は違って見えてしまう。

それ以来、廊下で交わす「今日は暖かいわね」の一言が、私にはただ、恐ろしくてたまらない。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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