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北海道なのにまるで梅雨…どうしてこんなに蒸し暑い?いつまで続くのか気象予報士が解説

  • 2026.7.15

「最近、洗濯物が乾きにくい」「蒸し暑くて汗がべたつく…」
今年はそんなふうに感じている方も多いのではないでしょうか?

実際、北海道では7月に入ってから気温と湿度の高い日が続いていて、1日から13日までの札幌と東京の平均湿度は、ともに80%くらいと、ほとんど差がありませんでした。

では、なぜ今年の北海道はこれほど蒸し暑いのでしょうか?
その背景を、HBCウェザーセンターの気象予報士篠田勇弥が解説します。

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連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」

「今年は蒸し暑い!」データで見てみる

今年の北海道の夏の特徴として目立つのが「湿度の高さ」です。
札幌では7月1日から13日にかけて、1日の平均湿度が60%を下回った日はありませんでした。

去年の同じ時期と比べると、平均湿度は今年の方が10%くらい高くなっていて、はっきりと差が出ています。

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札幌の平均湿度の比較(気象庁データをもとに筆者作成)今年は湿度の高い日が続き、9日からは連日80%以上になっています。

また、降水量も日本海側では過去2週間で平年の2倍を超えていて、実際に雨の量も多くなっています。

こうしたデータを見ても、今年の北海道は「なんとなく蒸す」のではなく、実際に湿った空気の流れ込みやすい状態が続いていることが分かります。

原因は台風と夏の高気圧

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7月11日の天気図 画像のように今年は東に中心を持つ高気圧の縁を回って湿った空気が流れ込みやすくなっています。

今年の蒸し暑さの背景にあるのが、太平洋高気圧の張り出し方と、台風由来の暖かく湿った空気です。

夏の太平洋高気圧は、その縁を回るように湿った空気を運ぶことがあります。
今年はその流れが北海道付近にのびて、湿った空気が入りやすくなっています。

さらに、今年は台風から変わった温帯低気圧が、北海道に近づくパターンが続いています。
台風由来の暖かく湿った空気が流れ込み、一層蒸し暑さが増しているのです。

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7月7日の天気図 先週末には元台風10号から変わった湿った空気の塊が北海道に近づきました。

ここ数年は、北海道でも極端な暑さが目立っていましたが、今年は気温だけでなく、湿度も高いため、身体に堪える暑さになっています。

この蒸し暑さは続く?

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台風進路予想図(7月14日15時発表)台風9号から変わる温帯低気圧もこれから北海道付近に近づく見込みですが、その後は一時的にすっきりしそう

北海道で正式な「梅雨」はありませんが、今年はまるで梅雨のような蒸し暑さが続いています。
ただ、この空気は16日木曜日になるといったん変わる見込みです。

道内は、15日水曜日の午後から16日木曜日の朝にかけて、台風9号から変わる温帯低気圧が通過したあと、大陸から一時的に乾いた空気が流れ込む見通しです。

16日木曜日の日中以降は晴れるところが多くなり、久しぶりにすっきりとした青空が広がりそうです。

湿度は下がる一方で、今度は力強い日差しを受けて気温が急上昇します。

木曜日の予想最高気温は札幌で33度、帯広や北見では35度など、道内広い範囲で今年一番の危険な暑さになる見込みです。

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ただ、このカラッとした空気は長く続かず、18日土曜日からは再び湿った空気が流れ込みそうです。
太平洋側を中心に曇りや雨のぐずついた天気となり、3連休は蒸し暑さが戻ってくる可能性があります。

まだまだ暑さは続く

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先週、気象庁から発表された一か月予報によると、北海道の気温はこの先も平年より高い傾向が続く見通しです。

例年、北海道では7月下旬から8月上旬にかけて暑さのピークがやってきます。
今年はすでに湿度の高い日が続いていて、これから先も暑さと湿気の両方に注意が必要になりそうです。

湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、身体に熱がこもりやすくなります。
気温だけでなく、湿度の高さも熱中症のリスクを高める要因です。

北海道では珍しいと感じるような蒸し暑さが続いていますが、これからが夏本番です。
気温だけでなく、湿度にも気を付けながら、この夏を乗り切っていきたいですね。

連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」

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文: HBCウェザーセンター 気象予報士 篠田勇弥
札幌生まれ札幌育ちの気象予報士、防災士、熱中症予防指導員。 気温など気象に関する記録を調べるのが得意。 趣味はドライブ。一日で数百キロ運転することもしばしば。
HBCウェザーセンターのインスタグラムでも、予報士のゆる~い日常も見られますよ。

※掲載の情報は記事執筆時(2026年7月)の情報に基づきます。

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