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「俺が30万稼ぐ、しんどいなら辞めろ」退職させた妻に食費すら渡さなかった夫。だが、妻の行動で顔面蒼白に

  • 2026.7.15

「辞めろ」の一言で失った仕事

我が家は結婚したときから財布が別々だった。

生活費は互いに出し合い、自分の稼ぎは自分で管理する。

それが対等な夫婦の形だと、私は信じて疑わなかった。

正社員として働いていた私は、日に日に増える残業と重なる納期に、心も体もすり減っていた。

夕食の席で「最近、本当にしんどくて」とこぼしたとき、夫は顔をしかめて強い口調で言い放った。

「俺が30万稼ぐ、しんどいなら辞めろ」

お金には困らせない、そういう意味だと私は受け取った。

長年の疲れも手伝って、私はその言葉に甘えることにした。

翌月、思い切って会社に退職届を出したのだ。

肩の荷が下りた気がした。しばらくは家のことに専念し、それから次の仕事を探せばいい。

夫の稼ぎがあるのだから、と自分に言い聞かせた。

1年分の記録が突きつけたもの

ところが、無職になった私を待っていたのは、想像もしない現実だった。

夫は、私の食費を一切出そうとしなかったのだ。

「辞めろと言ったのはあなたでしょう」と訴えても、夫は「財布は別々だろ。自分の食い扶持は自分で」と取り合わない。

貯金は目減りし、私は毎日の食費も日用品も、一人でまかなうしかなかった。お金に困らないのは、夫だけだった。

スーパーでは値札を何度も見比べ、一円でも安いものを選んだ。

それでも通帳の残高は減る一方で、夜中にふと目を覚ましては、このまま貯金が尽きたらどうなるのかと胸が苦しくなった。夫は隣で、何ひとつ変わらない暮らしを続けている。その温度差が、じわじわと私の心を冷やしていった。

悔しさを抑えて、私は静かに準備を始めた。退職してからの1年分、家計簿を一円単位でつけ続けたのだ。

食費、光熱費の負担割合、日用品。誰が何にいくら払ったかを、克明に記録していった。

1年が過ぎたころ、私はその帳簿を食卓に広げた。

「この1年、私の生活費は私の貯金から出してる」

ページには、私の支出が赤い付箋で埋め尽くされていた。

並んだ数字は、どんな言い訳も許さなかった。

「辞めろと言ったのはあなた。だったら、無職の間の生活費を出すのが筋じゃないの」

帳簿の重みの前に、夫はもう反論できなかった。

しばらく黙り込んだあと、絞り出すように「わかったよ…悪かった」とつぶやいた。

それ以来、我が家の生活費は夫が応分に負担するようになった。

「辞めろ」と口にした責任を、積み上げた数字が形にして突きつけたのだ。財布は別々でも、暮らしは二人で支えるもの。1年分の記録が、その当たり前を取り戻してくれた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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