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熱中症、油断してない!?夏本番前から備える〈熱中症の予防法と応急処置〉をチェック【消費者庁が呼びかけ!】

  • 2026.7.15

近年、夏の気温は上昇傾向にあり、今年も厳しい暑さが予想されています。気温や湿度が高くなるこれからの季節は、熱中症のリスクが急激に高まるため、早めの対策が欠かせません。

総務省消防庁のデータによると、令和7年5月から9月までの間に、全国で100,510人もの方が熱中症により救急搬送されました。これは調査を開始した平成20年以降で最も多い数値であり、誰にとっても身近な脅威となっていることが分かります。

本格的な夏を迎える前の今だからこそ、おさえておきたい予防のポイントや、もしものときの応急処置について詳しくご紹介します。

身近な場所でも要注意!医療機関に寄せられた熱中症のリアルな事例

熱中症は、日差しの強い屋外だけでなく、日常のさまざまなシーンで発生しています。消費者庁と国民生活センターが連携する医療機関ネットワークには、体調を崩して受診した具体的な事例が寄せられているので確認しておきましょう。

・午前中に3時間ほど野球の練習をした後、自転車で帰宅している途中に頭痛と足の筋肉のけいれんが起き、転倒してしまったケース(20歳代)

・学校の教室で午前中から頭痛があったものの様子を見ていたところ、帰宅中に吐き気が発生。帰宅後に経口補水液を飲んで休んだが症状が続いたケース(10歳代)

・通学中に歩いたり走ったりしている中で意識を失い、道路で倒れていたところを通行人に発見されて救急搬送されたケース(10歳代)

これらの事例からも分かるように、運動中だけでなく、通学や帰宅といった移動時、さらには室内にいるときでも熱中症の危険は潜んでいます。

特に子どもや若い世代では、少しの体調の変化を我慢してしまい、症状が悪化することもあるため、周囲の大人が気にかけることも大切ですね。

夏本番を迎える前に!今から始めたい熱中症予防の5つのポイント

熱中症を未然に防ぐためには、日頃からの万全な備えと行動が何よりの抑止力になります。毎日の暮らしの中で、次の5つのポイントを意識してみてください。

1. 気温や湿度をこまめにチェックする

室内にいても、温度計や湿度計を確認する習慣をつけましょう。環境省が発信している「熱中症警戒アラート」や「熱中症特別警戒アラート」などの情報も非常に参考になります。

これらはメールやLINEアプリでの配信サービスもあるため、事前に登録して危険度をすばやく察知できるようにしておくのがおすすめです。

2. 衣服での調節や日よけを徹底する

お出かけの際は、通気性が良く涼しい服装を選んで体温調節を。直射日光を遮るために、日傘をさしたり帽子をかぶったりする対策も効果的です。

3. 外では日陰を選び、こまめに休む

屋外で活動する時間が長いときは、できるだけ日陰を利用し、無理をせず定期的に休憩をとるようにスケジュールを工夫したいですね。

4. 室内ではエアコンを適切に活用する

「まだ大丈夫」と我慢せず、室内の温度に合わせてエアコンを上手に運転させることが、おうちの中での熱中症を防ぐ基本です。

5.のどが渇く前に水分を補給する のどの渇きを感じた時点ですでに体内の水分が不足し始めていると言われています。時間を決めて、のどが渇いていなくてもこまめに水分や塩分を摂取する習慣をつけましょう。

また、本格的な暑さがやってくる前に、身体を少しずつ暑さに慣れさせていく「暑熱順化(しょねつじゅんか)」も重要な予防策の一つ。

気温が上がりきる前のこの時期に、無理のない範囲でウォーキングをしたり、お風呂で湯船に浸かったりして、心地よく汗をかく練習を始めてみるのも良い方法です。

もしも体調が崩れてしまったら?覚えておきたい初期症状と応急処置

大量の汗、めまい、立ちくらみ、頭痛、筋肉のけいれんなどは、熱中症の代表的な初期症状です。少しでも「おかしいな」と感じたら、すぐに適切な応急処置を行いましょう。

まずは速やかに風通しの良い涼しい場所や、エアコンの効いた室内へ移動し、衣服を緩めて体内の熱を逃がしやすくします。

次に、濡らしたタオルや保冷剤などを使って体を冷やします。このとき、首の周り、脇の下、太ももの付け根といった、太い血管が通っている部分を重点的に冷やすと、効率よく体温を下げることが可能です。

本人の意識がしっかりしていれば、経口補水液やスポーツドリンクなどで水分と塩分を補給させ、しばらく様子を見ます。

ただし、自力で上手に水分が補給できない場合や、呼びかけに対する反応がおかしい、意識障害が見られるといった場合は、非常に危険な状態です。ためらわずに、すぐに救急車を呼んで医療機関の手を借りてください。

早めの対策ですこやかな夏を

熱中症による救急搬送は、例年7月から8月にかけてピークを迎えます。本格的な夏が始まる前の今の時期から、体調の変化に敏感になり、こまめな水分補給や暑さに強い身体づくりを意識していくことが、家族みんなの健康を守る第一歩になります。

無理のない正しい知識を味方につけて、今年も安全に、笑顔あふれる心地よい夏を過ごしてくださいね。

参考:消費者庁「みんなの消費安全ナビ」

まとめ/暮らしニスタ編集部

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