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「30分早く起きたら息抜き出来ない!」朝の育児を渋った夫。だが、1日家事を丸投げしたら顔面蒼白に

  • 2026.7.13

30分の頼みに返ってきた言葉

2歳と4歳の男の子を育てる毎日は、朝から晩まで気の休まる暇がない。下の子の夜間授乳で寝不足のまま、上の子の登園準備に追われる。

上の子は支度に時間がかかり、いつもより早く起こさないと間に合わない。私は思いきって夫に頼んだ。

「明日から30分でいいの。一緒に早く起きて、手伝ってくれない?」

たった30分。それだけのことだと思っていた。ところが夫は、露骨に嫌そうな顔をした。

「30分早く起きたら息抜き出来ない!」

夜くらい自分の時間がほしい。

そう続ける夫に、私は言葉を失った。

夜通し眠れているのは、いったい誰なのか。飲み会に行き、一人で出かけられるのは、どちらなのか。

「私、息抜きなんて一度もできてないよ」

やっとそれだけ返したが、夫は悪びれもしなかった。

「まあ、そのうち慣れるって」

慣れる、と言われても、朝の戦場に立つのはいつも私一人だ。その事実は、少しも変わらない。

乗り込んだ母が渡した丸一日

その週末、様子を見に来た私の母が、たまたまその話を耳にした。孫をあやす手を止め、母は静かに夫へ切り出した。

「じゃあ試しに、明日は丸一日、あなたが二人を見てちょうだい」

「え、丸一日?」

夫がうろたえても、母は笑顔のまま有無を言わせない。

「娘は毎日やってるの。一日くらい、できるでしょう?」

翌朝、夫の丸一日が始まった。私と母は近くのカフェへ出かけ、家を空けた。

数時間おきに、夫から悲鳴のような連絡が届く。

「下の子が泣きやまない」「上の子がご飯を食べない」。文面は、だんだん短く、切実になっていった。

「オムツの替えってこれで合ってる?」という問い合わせまで来て、私と母は思わず顔を見合わせて笑ってしまった。

夕方に帰ると、夫は床に座り込み、青ざめた顔でぐったりしていた。

おもちゃの散らばった部屋で、二人の子はまだ元気に走り回っている。

「……無理だ。こんなの、毎日やってるのか」

夫の声は、かすれていた。台所には洗い物が山になり、「昼ご飯を用意するだけで、こんなに時間が」と、放心したようにつぶやく。

母は帰り際、夫の肩をぽんと叩いた。

夫は、返す言葉もなくうなだれた。私は母に、ありがとうとだけ伝えた。

翌日から、夫は何も言わずに30分早く起きるようになった。上の子を着替えさせ、下の子を抱っこして、朝の戦場に加わってくれる。

あの「息抜き」の一言は、もう二度と聞かなくなった。丸一日の子育てが、夫の見ていた景色を変えたのだった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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