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「あんたの給料じゃ20万も残らないでしょ」子供の前で夫を見下した妻。だが、夫が下した決断にうろたえたワケ

  • 2026.7.13

子どもの前での全否定

高給取りの妻は、口を開けば「誰のおかげで生活できてると思ってるの」と言う人だった。

私が家事や育児を手伝っても「やり方が下手」と全否定する。それが、子どもの見ている前でも変わらないのが、いちばんこたえた。

先日も、私が洗った食器を並べ直しながら、妻は聞こえよがしに言い放った。

「これだから、あなたに任せると二度手間なのよ」

子どもの前でも、その口調は少しも変わらなかった。

その日も、私が家計の相談を切り出すと、妻は鼻で笑った。

「あんたの給料じゃ20万も残らないでしょ」

実際、家計の通帳もカードの管理も、すべて妻が握っていた。

私は毎月、決められた小遣いだけを渡される立場だったのだ。

隣で、子どもが不安そうにこちらを見上げている。

それでも妻は、容赦なく続けた。

「素人が口を出さないで。だまって私に任せておけばいいのよ」

私は、ぐっと言葉を飲み込んだ。ここで言い返せば、子どもの前で夫婦げんかになる。そう思って、いつもこらえてきた。

通帳と離婚届を出した日

だが、ある晩、妻がとうとう私の実家の両親まで侮辱したとき、こらえていた糸が、ぷつりと切れた。

私は席を立ち、引き出しから一冊の通帳と、数枚の明細書を取り出して、静かに食卓へ置いた。

「これ、最近始めた副業の収入。もう、君の稼ぎより多いんだ」

妻の視線が、明細の数字を追う。眉が、ぴくりと動いた。

「……嘘でしょ。こんなの、なにかの間違いよ」

だが、明細に並ぶ数字は、何度見返しても変わらない。妻の指先が、かすかに震えはじめた。

私は答える代わりに、もう一枚、折りたたんだ紙を滑らせた。

離婚届だった。必要事項は、私の欄だけ、すでに書き終えてある。

「家計の全権も、これからは半分ずつだ。それが嫌なら、こっちに署名してくれていい」

妻の顔から、みるみる血の気が引いていった。いつも背筋を伸ばして私を見下ろしていた人が、椅子の上でうなだれ、肩を落としていく。

「ま、待って。今までのは、その、言いすぎただけで……」

声が震え、最後は言葉にならなかった。あれほど私を見下していた人が、初めて私の顔色をうかがっていた。

「もう、子どもの前で俺を見下すのは、終わりにしてくれ」

それまで身を固くしていた子どもが、そっと私の隣に寄ってきて、袖を握った。その小さな手の温かさに、ようやく肩の力が抜けた。

あの日を境に、妻が子どもの前で私を見下すことは、二度となくなった。今では家計も、育児も、対等に話し合える。遠回りをしたが、ようやく家庭が、まともな形に戻ったのだ。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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