1. トップ
  2. スポーツ
  3. W杯やEUROのあとに「ビッグクラブに大型移籍した」選手TOP6

W杯やEUROのあとに「ビッグクラブに大型移籍した」選手TOP6

  • 2026.7.11

ワールドカップやEUROなど世界が注目する大会は、選手にとっては脚光を浴びるためのショーケースでもある。高いレベルで印象的なプレーを見せた者は、すぐに大きなクラブの目にとまり、多額の移籍金で買い取られていく。

今回は『90min』から「ワールドカップやEUROなど国際大会のあとに行われた最高の移籍」をトップ6に絞ってご紹介する。

6位:ゲオルゲ・ハジ(ブレシア→バルセロナ)

1994年ワールドカップ後に行われたゲオルゲ・ハジのバルセロナ移籍は、「ビッグトーナメントでの活躍は、一夜にして選手の評価をエリートの座へと返り咲かせる」という事実を改めて知らしめるものだった。

当時のハジはレアル・マドリーでのプレーを経てブレシアへ移籍しており、欧州トップレベルでのキャリアはもう終わったと見る者も少なくなかった。しかし、そこにアメリカW杯がやってくる。ルーマニア代表として臨んだハジは、まさに圧巻のパフォーマンスを披露した。

その卓越したテクニックにより、ハジはルーマニアを大会で最も魅力的なチームの一つに仕立て上げた。これにバルセロナが即座に反応し、彼をスペインの地へと呼び戻した。

5位:ジウベルト・シウヴァ(アトレチコ・ミネイロ→アーセナル)

2002年W杯において、ジウベルト・シウヴァは本来主役になるはずの選手ではなかった。しかし、ブラジル代表の主力に怪我が相次いだことで守備的MFのポジションに抜擢されると、全試合にフル出場してセレソンの優勝に大きく貢献した。

ロナウド、リヴァウド、ロナウジーニョの「3R」が脚光を浴びたチームの中で、ジウベルト・シウヴァは完璧なバランスをもたらした。攻撃的な選手を支えるように守備を固め、ボールを回収しては攻撃陣に自由を与えた。

アーセン・ヴェンゲル監督はその「静かなる統率力」の価値をいち早く見抜き、アトレチコ・ミネイロから彼を引き抜いた。これは結果的にヴェンゲルが手掛けたビジネスの中でも、最も賢明なものの一つとなった。

4位:ハメス・ロドリゲス(モナコ→レアル・マドリー)

2014年W杯後のハメス・ロドリゲスのレアル・マドリー移籍は、トーナメントでの輝きがキャリアを劇的に変えた最も分かりやすい例だろう。モナコですでに才能は知られていたが、ブラジルの地が彼を世界的なスーパースターへと変貌させた。

コロンビア代表の快進撃の象徴となったハメスは、大会得点王に輝き、ウルグアイ戦では伝説的なボレーシュートを叩き込んだ。優雅さとイマジネーションを兼ね備え、そしてルックスもいい。レアル・マドリーが「誰もが話題にしている選手」を放っておくはずがなかった。

巨額の移籍金が投じられたが、そのロジックは明白だった。後に監督交代や戦術変更、激しい競争の中で勢いを失ったものの、あのW杯での輝きがこの移籍を「必然」と感じさせた。

3位:メスト・エジル(ヴェルダー・ブレーメン→レアル・マドリー)

2010年W杯後のメスト・エジルの移籍は、新たな「ドイツ人スーパースター」の到来を予感させた。ブレーメンですでに創造性を発揮していた彼だが、ワールドカップが彼をグローバルな存在へと押し上げた。

当時のドイツ代表において、エジルは攻撃を司る存在だった。繊細なタッチ、ライン間での動き、そして決定的なラストパス。ヨアヒム・レーヴ監督が率いたチームに、かつてのドイツにはなかったイマジネーションを吹き込んだ。

そしてレアル・マドリーは素早く動き、欧州屈指のプレーメーカーを確保した。ジョゼ・モウリーニョ体制下の「アシスト・マシン」となり、クリスティアーノ・ロナウドらに正確無比なパスを供給し続けた。

2位:ハリー・マグワイア(レスター→マンチェスター・ユナイテッド)

レスター・シティからマンチェスター・ユナイテッドへの移籍は、サッカー史上最も高額で、かつ議論を呼んだ「大会後の移籍」の一つだ。プレミアリーグですでに評価を高めていたが、2018年W杯がその評判を別次元へと引き上げた。

イングランド代表としてベスト4進出の象徴となったマグワイアは、空中戦の強さ、落ち着いたビルドアップ、そしてセットプレーでの脅威を見せつけた。

マンチェスター・ユナイテッドはDFとして当時の世界最高額を支払い、彼を獲得。ただ、ユナイテッドでのキャリアは絶え間ない議論の対象となっているが、取引の理由は理解できるものだ。

1位:ファビオ・カンナヴァーロ(ユヴェントス→レアル・マドリー)

画像: (C)Getty Images
(C)Getty Images

2006年W杯からレアル・マドリーへの移籍は、史上最高の「トーナメントから生まれた移籍物語」といえる。ドイツの地で、カンナヴァーロはイタリア代表の主将として守備の天才的な実力を披露した。圧倒的な統率力、絶妙なタイミングのタックル、そして勇猛なプレーで国を世界王者に導いた。

イタリアの堅守はこの優勝の基盤であり、カンナヴァーロはその象徴だった。さらに彼はDFとしては極めて稀なバロンドールとFIFA最優秀選手賞をダブル受賞している。

そして、「カルチョポリ」のスキャンダルの影響もあり、レアル・マドリーは驚くほど手頃な価格で彼をユヴェントスから獲得できた。彼は即座にディフェンスラインに威厳と経験をもたらし、ラ・リーガ連覇に貢献した。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

元記事で読む
の記事をもっとみる