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「ねえ、カレー、もう食べちゃったの?!」作り置きしていた1週間分のカレーを3日で完食した夫→妻が食卓に置いた3枚のレシートとは

  • 2026.7.13

3日で消えた作り置き

共働きを続けてきた我が家では、週末にまとめて料理を作り置きするのが長年の習慣だった。

平日はパートから戻るのが遅く、へとへとで一から台所に立つ気力もない。だから休みのうちに大鍋で仕込んでおけば、あとは温めるだけで食卓が回る。

ある日曜の午後も、私は大鍋いっぱいにカレーを煮込んだ。これで平日の夕飯を、1週間分はしのげるはずだった。

ところが火曜の夜、鍋の蓋を開けて手が止まった。

底が見えている。おかしいと思って冷蔵庫を確かめても、明日のためにと取り分けておいた分まで、きれいに消えていた。

洗いもせずシンクに置かれた鍋には、カレーの筋がこびりついているだけだった。

「ねえ、カレー、もう食べちゃったの?!」

ソファでくつろぐ夫に聞くと、悪びれもせずに返ってきた。

「うまかったからさ。昼も夜も、あれで済ませたんだ」

1週間分のつもりで作ったカレーが、たった3日で底をついていた。

食卓に並べた3枚

私は黙って財布を開け、この数日ぶんのレシートを3枚、食卓に並べた。カレーの材料をそろえた日、米を買い足した日、追加で肉を買った日。

どれも特売を狙って、重い袋を提げて帰ってきたものだ。合計すれば、ちょっとした外食が何度もできる金額になった。その一枚一枚が、平日の食卓を支えるはずのお金だった。

「これ、1週間分の食費。3日で全部あなたのお腹に入ったってこと」

夫の顔から、へらへらした笑みが引いた。

「え、いや、そんなつもりじゃ…」

言いかけて、口ごもる。レシートの合計と、空になった鍋を見比べて、あとの言葉が続かないようだった。

ちょうど帰省していた娘が、その様子を見てキッチンからひょいと顔を出した。

「お父さん、それはさすがにないわ。一人分ずつ取り分けとかないと、お母さんばっかり大変でしょ」

味方が一人増えて、夫はますます小さくなった。

「……悪かった。今度から、ちゃんと先に聞く」

それから夫は、作り置きに手をつける前に、必ず一声かけるようになった。これは何日分なのかを確かめてから、自分の皿によそう。空の鍋を前に胸を張っていた人が、今ではいちばん遠慮がちに冷蔵庫を開ける。

「はっきり見せて、正解だったね」

娘はそう言って、私の肩を軽く叩いた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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