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「嫁は一日台所にいなさい」盆の帰省で家政婦扱いする義母→夫の考えを聞いて状況が変わった

  • 2026.7.12

台所に閉じ込められた盆

結婚して初めて迎えたお盆、私は夫の実家に帰省した。玄関をくぐった直後から、義母のひとことで一日の役割が決まってしまった。

「嫁は一日台所にいなさい」

戸惑う間もなく、私は狭い台所へと押し込まれた。親戚一同分の食事の支度に、飲み物の運搬、皿洗い。休む暇などなかった。

リビングでは、夫や義父、親戚の男性陣がお酒を片手に大笑いしている。その声を聞きながら、私は汗だくで大皿を運んだ。

料理を運ぶたびに、飛んでくるのは労いではなく小言だった。

「これだから最近のお嫁さんは気が利かないわね」

義母のその一言に、周りの女性陣も曖昧に笑うだけ。私は反論もできず、ただ黙って手を動かし続けた。

気づいた夫の一言

皿洗いの水音にまぎれて、思わずため息が漏れた。そのとき、様子を見に来た夫が、台所に立ちすくむ私に気づいた。

私の手が真っ赤にふやけているのを見て、夫の表情が変わった。夫は私の手からそっとスポンジを取り上げると、リビングの方を振り返った。

そして、その場の全員に聞こえる、はっきりとした声で言った。

「男が何もしないって何時代?」

続けて、夫は静かに言い添えた。

「うちでは、家のことはいつも二人でやってる。ここでも同じだよ」

にぎやかだったリビングが、一瞬でしんと静まり返った。義母は口を開きかけたまま、言葉が出てこない様子だった。親戚の叔父たちも、気まずそうに視線を泳がせている。

静まり返った食卓

沈黙を破ったのは、夫だった。夫はエプロンを手に取り、私の隣に並んで洗い物を始めた。

「ほら、皿くらい運ぼう。座ってばかりじゃ格好つかないよ」

その言葉に、若い従兄弟が一人、二人と立ち上がった。渋々ではあったが、男性陣も食器を下げ始める。ついさっきまで大声で笑っていた叔父も、決まり悪そうに席を立った。

義母は何か言いたげだったが、結局は「……あなたたちのやり方でいいわ」とだけ、小さくつぶやいた。いつも場を仕切っていた人が、その日はもう強気には出られなかった。

その後の帰省でも、義母が私を家政婦のように扱うことは二度となかった。台所に立つと、自然と誰かが手伝いに来てくれるようになった。

「お義母さん、これ運びますね」

私がそう声をかけると、義母は昔のような小言ではなく、「ありがとうね」と返すようになった。夫が場の空気ごとひっくり返してくれたあの日から、私はこの家で、ようやく肩の力を抜けるようになった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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