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山崎夕貴アナ「2歳半でようやく卒乳に成功」喜んだのも束の間、新たに直面した“壁”

  • 2026.7.10

夕方のニュース番組『Live News イット!』のメインキャスターに就任する直前、私には、何が何でも乗り越えなければならない大きな壁がありました。それが、当時2歳半だった息子の「卒乳」です。先輩ママたちから聞く卒乳話に戦々恐々としていましたが、今振り返ればそれも懐かしいひとコマ(笑)。我が家の場合は、涙と笑いに満ちた予想外のバタバタ劇となりました。

息子が見せた小さな葛藤。親子で挑んだ「卒乳」へのカウントダウン

『イット!』という大きな仕事が始まる前に、授乳だけは絶対に終わらせておきたくて、就任の1ヵ月ほど前から少しずつ準備を始めました。まずは、「もうすぐおっぱいとバイバイだよ」という内容の絵本を、毎日読み聞かせるところからスタートしたんです。すると、次第に息子の中に「おっぱいを卒業しなきゃいけない。でも、ないと寝られない……」という、葛藤が生まれ始めたようでした。それから目に見えて情緒が不安定になり、寝室に行くのを嫌がってリビングで何度も寝落ちしてしまったり、寝る前に「おっぱい……」と泣いたり。そんな日々が2週間ほど続きました。まだまだ赤ちゃんだと思っていた息子が、必死に現実を受け止めようと戦っている――。そんな息子の様子を見ていたら、私の胸も締め付けられるようでした。それと同時に、「こんなに苦しい思いを、私の覚悟が揺らぐせいで何度も味わわせるわけにはいかない。絶対に今回で終わらせよう」と、私自身の決意も揺るぎないものになりました。そこで、いざ卒乳日を決めて、「おっぱいバイバイのカレンダー」を手作りしました。大好きなキャラクターのマークをたくさん描いて、毎日毎日、「今日もバイバイへ一歩近づいたね」と、息子と一緒にバツ印をつけてカウントダウンしていきました。

卒乳はあっさり成功と思いきや……意外な“誤算”

そしてついに迎えた、卒乳当日。私は最後の手段として、自分のおっぱいに油性ペンで大きくキャラクターの顔を描いたんです。息子がどんなリアクションをするか、そわそわドキドキしながら、いざ息子に向き合うと……キャラクターが描かれたおっぱいを一目見ると、複雑な表情で私の洋服をそっと下ろしました。言葉がもうだいぶ分かる年齢になり、物事も理解し始めている息子にとって、あんなに大好きだったママのおっぱいが、突然変わってしまったショックは想像を絶するものだったようです……。しかし、作戦としては大成功。その日の夜、やはり夜中に泣いて起きたので、「(キャラクターが描かれた)おっぱい見る?」と恐る恐る聞いてみたところ、息子は首を激しく横に振って、「見ない……!」と拒絶したのです。それ以来、夜中に目を覚ますこともなくなり、本当にスムーズに卒乳できました。「あれ?思っていたより、あっさりと終わったな……」と思ったのですが、でももしこれが1歳半のころだったら、まだ理解できなくて、もっと長引いていたと思います。大好きなおっぱいが消えたショックは大きかったと思いますが、2歳半という、言葉の意味を理解できるタイミングだったからこそ、いい意味で諦めがつき、卒業できたのだと感じています。そして、「幼いながらも、いろいろと自分で考えられる力がついているんだな」と、いつの間にか大きくなっていた息子の姿に、深い感動を覚えた瞬間でもありました。ただ、大きな誤算だったのが、その後の「お風呂」の時間でした。“ママのおっぱいが変わってしまった”という記憶が強烈だったようで、今度は「おっぱいが怖い!」と私と一緒にお風呂に入るのを嫌がるようになってしまったのです。しばらくは夫がお風呂に入れてくれましたが、どうしても私と一緒に入らなきゃいけない時は、自宅のお風呂であるにもかかわらず、おっぱいが息子の目に触れないように水着を着用していました(笑)。1ヵ月月ほど経って、恐る恐る水着を脱いでみると、息子は「あ、(キャラクターが)なくなったんだね」とホッとした顔をしていました。今でもたまに、ふと胸に触れにくることはありますが、自分の中で何か決意があるのか、「おっぱい」という言葉は口にしなくなりました。保育園でお友達の様子を見て、「おっぱいは赤ちゃんが吸うものなんだ」と、彼なりに理解したのかもしれません。

念願のワンピース解禁に歓喜! しかし、卒乳後に待ち受けていた新たな壁

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卒乳を終えてなによりも嬉しかったのは、自分の好きな服を自由に選べるようになったこと!これまでは「私はいつになったら、大好きなワンピースを着られるんだろう……」とクローゼットを見てはため息をついていましたが、授乳のことを気にせず、好きな服に袖を通せる解放感は本当に格別です。それと、不自然な体勢で添い乳をしながら眠っていたせいで、毎朝首や肩、背中を襲っていたあの痛みからも解放されました。「これで夜はぐっすり眠れる」と思っていたのですが、世の中はそう甘くはありませんでした。おっぱいなしで熟睡できるようになったからか、なんと息子のトータル睡眠時間が一気に短くなってしまったのです。以前は夜中に2時間おきに泣きつつも、トータルで9時間から10時間近く寝てくれていたのですが、今はまとめて8時間ほど……。大人と同じような睡眠時間なのです。後輩アナのお子さんは、夜20時半に寝て朝7時半まで、それはそれはよく寝るらしいんですよ。それに引き替え、うちの子は遅いと夜22時半に寝て、下手したら朝6時半にはパチッと目を覚ます。……待って、睡眠時間短すぎない!?(笑)それなのに寝起きはものすごく不機嫌で、毎朝「わぁー!」って怒りながら起きてくるんです。ネットでよく見る「朝、天使のような笑顔でパパとママを起こしにくる」みたいな世界線は、うちには1ミリも存在しません(笑)。息子には「有り余る体力があるのだ」と言い聞かせ、私も夜は早く寝なくては、と内心で途方に暮れています。

「卒乳したら浴びるほど飲む!」はずが……

それと、「卒乳したなら、お酒を思いっきり飲めるね!」と周りからよく言われるのですが、実はまったくそんなことはありませんでした。長らくお酒を飲まない生活が続いていたため、すっかりその状態に体が慣れてしまっていて。久しぶりにお酒を口にすると、翌日の仕事や体調への影響をあれこれと深く考えてしまうようになってしまいました。「卒乳後はお酒が飲める!」と胸を躍らせていた時期は、私の中でとっくに過ぎ去っていたようです(笑)。お酒自体もすっかり弱くなり、以前ほど欲する気持ちもなくなりました。それになにより、平日の帰宅後はノンストップ猛レースです。息子のお迎えに行き、帰宅してバタバタと晩ごはんを済ませたら、すぐに息子をお風呂に入れなきゃいけない。「じゃあ、子どもが寝た後に一杯……」と思っても、以前もお話ししたとおり、今の私は寝かしつけと同時に寝落ちの日々。結局、たまの外食のときに少し嗜む程度が、今の私にはちょうどいいバランスのようです。無事に卒乳という大仕事をやり遂げても、ママとしての夜は相変わらず慌ただしいまま。今日も明日も、へとへとに疲れて、それでも愛おしい毎日はこれからも続いていきます。山崎夕貴

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www.youtube.com▼連載一覧はこちらフジテレビアナウンサー山崎夕貴の「ポップな日々」【Profile】山崎夕貴1987年生まれ。岡山県出身。フジテレビアナウンサー。2012年より『ノンストップ!』、その後『とくダネ!』のMCを務め、朝の帯の情報番組を約9年続ける。昨年は情報&Lifeエンターテインメント番組『ポップUP!』の進行MCを務めた。2023年2月から『Mr.サンデー』MCを担当。2018年、芸人・おばたのお兄さんと結婚、2023年8月に第一子を出産。※山崎さんの「崎」は正しくは「たつさき」ピンクシャツ/marimekko撮影/水野昭子 スタイリスト/奥崎千裕 取材・文・構成/岩崎幸

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