1. トップ
  2. 暮らし
  3. 大根おろしは『冷凍』が便利なんです!丸ごと1本買っても困らない保存術

大根おろしは『冷凍』が便利なんです!丸ごと1本買っても困らない保存術

  • 2026.7.11

焼き魚の薬味やみぞれ煮など、和食に欠かせない大根おろし。少量のたびにおろすのは手間がかかり、意外と力仕事で面倒に感じることもありますよね。そこでおすすめなのが大根おろしの冷凍保存です。

時間のあるときにまとめてすりおろして冷凍しておけば、日持ちもよくなり、使いたいときにサッと取り出せて重宝します。今回は、大根おろしの賢い保存ワザと、栄養を余さず摂るための美味しい活用法をご紹介します。

大根おろしの作り方

ただすりおろすだけと思いがちですが、おろし方によって仕上がりの口当たりや味わいが変わります。まずは基本の手順をおさらいしてみましょう。

まず、すりおろしやすい大きさに大根をカットします。皮付近には消化酵素などの栄養が多く含まれているため、栄養を逃さず摂りたい場合は皮ごとおろしても問題ありません。

甘みのある大根おろしに仕上げたいときは、皮を厚めにむくのがおすすめです。

すりおろす際は、おろし器に対して円を描くように優しくおろすのがポイント。力を入れずに優しくおろすことで、ふわっとした口当たりになります。

反対に、上下に力を込めてゴシゴシとおろすと細胞が細かく潰れ、辛み成分が引き立ちやすくなります。

また、おろし器の種類によっても仕上がりに違いが出ます。ステンレス製の鋭い刃を持つおろし器は、細胞を潰さずに切るようにおろせるため、水分が逃げにくく瑞々しく仕上がります。

プラスチック製は少し水っぽくなりやすく、セラミック製は水分が多めの仕上がりになりがち。ザクザクとした粗い食感を楽しみたいときは、竹製の鬼おろしを選ぶと良いですね。

大根おろしは大根のどの部分を使う?

大根は使う部位によって味の特徴が大きく異なります。

葉に近い上部はみずみずしくて甘みが強いため、生食やサラダ、辛さを抑えたい薬味にぴったり。中部は甘みと辛みのバランスがよく、どんな料理にも万能に使えます。先端の下部は水分が少なめで辛みがしっかりしているのが特徴です。

下のほうほど辛み成分であるイソチオシアネートが多く含まれています。この成分には殺菌作用や抗酸化作用、血液をサラサラにする働きがあり、大根の細胞が壊れることで生成されます。

健康効果を効率よく取り入れたいなら、大根おろしはまさに理想的な食べ方。好みの味わいや料理に合わせて、部位を上手に使い分けてみてください。

大根おろしの冷蔵保存・冷凍保存のやり方は?

たくさんおろした大根おろしは、おろし汁ごと保存するのが美味しさをキープする最大の秘訣です。しっかり水切りをしてしまうとパサついて筋っぽい食感になり、大切な栄養も流れてしまいます。

なお、すりおろした大根は丸ごとの状態よりも傷みやすいため、常温保存は避けてください。

3日以内に使い切るなら冷蔵保存が手軽。汁ごとジッパー付きの密閉保存袋に入れ、空気をしっかり抜いて冷蔵庫へ入れます。汁と一緒に保存することで全体の酸化を遅らせ、さわやかな風味を保ちやすくなります。

長持ちさせたい場合は冷凍保存がおすすめ

冷凍の方法は用途に合わせて3つあります。

1つ目はラップで100g〜150g程度を小分けにし、平らにしてアルミバットの上で急速冷凍する方法。

2つ目は冷凍用密閉袋に汁ごと平らに入れ、菜箸などで格子状に筋をつけて凍らせる方法です。使う分だけパキッと折れるので無駄がありません。

3つ目は製氷皿やシリコンカップを活用する方法。焼き魚に添えるなど、少量だけ使いたいときにとても便利です。完全に凍ったら密閉袋に移し替えてストックしておきましょう。

また、お酢や砂糖、塩を混ぜて甘酢おろしにしたり、はちみつを混ぜたりすると、細菌の繁殖を抑えて冷蔵での日持ちが少し良くなります。全体が黄色や茶色に変色していたり、酸っぱい臭いがしたりするときは傷んでいるサインなので、廃棄するようにしてください。

冷凍した大根おろしの解凍方法は?

冷凍した大根おろしを美味しく食べるには、室温での自然解凍が基本。食べる30分〜1時間ほど前に冷凍庫から出しておくだけで大丈夫です。朝のうちに冷蔵庫へ移しておけば、夕食の準備時にすぐ使えて安心ですね。

急いで使いたいときは、電子レンジの解凍モードも便利。耐熱容器に移してふんわりとラップをかけ、様子を見ながら加熱します。ただし、加熱しすぎると風味や食感が損なわれるため注意が必要です。

一度解凍したものは風味や衛生面を考慮し、再冷凍は避けましょう。もし解凍しすぎて余ってしまったら、お味噌汁やスープの仕上げにさっと加えるのがおすすめ。最後に加えてひと煮立ちさせることで、優しい甘みが加わって美味しく消費できます。

大根おろしを使ったおすすめレシピ

大根にたっぷり含まれる消化酵素やビタミンC、イソチオシアネートは熱に弱いため、生で食べるのが最も効率的ですが、サッと火を通すスープなども絶品です。

中華おろしかき玉スープ

とろりとした優しい口当たりで、お腹の中から温まるスープです。大根おろしを加えたら手早く仕上げるのがポイント。

材料(2人分)
大根おろし:1/2カップ
しょうが汁:小さじ1/2
とき卵:1個分
鶏がらスープの素:小さじ1
酒:大さじ1
塩:小さじ1/2
ごま油、万能ねぎの斜め切り:各適量

作り方
1.鍋に水300ml、鶏がらスープの素、酒を入れて沸騰させます。

2.大根おろしを加えてサッと煮たら、とき卵を回し入れます。お玉で大きくかき混ぜて火を通し、仕上げにしょうが汁を加えます。 3.器に盛り付け、ごま油をひと垂らしして万能ねぎを散らせば完成です。

ツナおろしのレモンじょうゆダレ

冷や奴やサラダのドレッシング代わりになるほか、うどんに絡めても美味しい万能ダレ。冷蔵庫で3日ほど保存がききます。

材料(作りやすい分量)
大根おろし:大さじ8
ツナ缶:1缶(70g)
レモン汁:大さじ2
しょうゆ:大さじ2

作り方
ボウルにすべての材料を入れ、しっかりと混ぜ合わせるだけで出来上がりです。

トマトとなすと鶏むね肉のおろし南蛮

おろしの汁を鶏肉の下ごしらえに使うことで、お肉が驚くほどしっとり柔らかくなります。彩り豊かな夏野菜とさっぱりした甘酢おろしの相性が抜群のメインおかずです。

材料(2人分)
鶏むね肉:200g
しょうゆ:大さじ1
しょうが汁:小さじ1
なす:2本
ミニトマト:6個
片栗粉:大さじ3〜4
揚げ油:適量

甘酢おろし(作りやすい分量)
大根おろし:200g
お酢:大さじ1
砂糖:大さじ1/2
塩:小さじ1/4
輪切り唐辛子:適量

作り方

1.大根おろしをザルに上げ、汁気が80〜90mlほど出るくらいに軽く水気をきります。

2.鶏むね肉を1cm厚さのそぎ切りにし、しょうゆ、しょうが汁、大根のおろし汁大さじ1〜2に30分ほど漬け込みます。

3.なすは乱切り、ミニトマトは横半分にカットします。

4.フライパンに油を1cmほど注いで180度に熱し、なすを素揚げして取り出します。鶏肉の水分を軽く拭き取って片栗粉をまぶし、同じ油でカリッと揚げます。

5.大根おろしにお酢、砂糖、塩、輪切り唐辛子を混ぜ合わせて甘酢おろしを作ります。器に具材を盛り付け、上からたっぷりとかけていただきます。

まとめ

手頃な価格で手に入り、胃腸に優しい栄養が詰まった大根。丸ごと1本買っても、正しい保存方法を知っておけば無駄なく美味しく使い切ることができます。おろし立ての瑞々しさをキープできる冷凍ワザを味方につけて、毎日の食卓をもっと豊かに彩ってみてくださいね。

調理・レシピ/中村陽子 撮影/松木潤 文/浦上藍子、暮らしニスタ編集部

元記事で読む
の記事をもっとみる