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「400g太ったの、嫁の管理不足よ」夫の健診結果で嫁を責める義母。だが、我慢出来ずに反論した結果

  • 2026.7.9

400グラムで鳴った電話

結婚して一年目の夜のことだ。

スマートフォンに義母の名前が表示され、私は慌てて電話に出た。

「もしもし、どうかされましたか」

ただならぬ様子の声に、私は身構えた。何か大変なことが起きたのだと、心臓が小さく跳ねる。

義母は前置きもなく、切羽詰まった調子で切り出した。

「この前、あの子の健康診断の結果を見せてもらったの。去年より400グラムも増えてたのよ」

心配で心配で眠れない、と義母は言う。

てっきり大きな病気でも見つかったのかと思っていた私は、思わず拍子抜けした。

たった400グラム。ご飯を食べる前と後でも動くくらいの、ほんのわずかな差だ。

「あなたがちゃんとご飯を管理してあげないと。あの人が体をこわしたら、どうするの」

受話器の向こうから、責めるような声がやまない。私は相槌を打ちながら、じわじわと胃のあたりが重くなっていくのを感じた。

それでも義母の声は、だんだんと尖っていった。

「400g太ったの、嫁の管理不足よ」

誰の管理不足かと思えば、どうやら私のことらしい。

義母の理屈では、夫の体重は妻の私が管理すべきものなのだ。

冷静な一言で逆転

一年前の私なら、ただ「すみません」と謝って電話を切っていたかもしれない。

けれど、その日は違った。

大きく息を吸って、私はできるだけ穏やかに切り返した。

「体調管理は本人の役目です」

電話の向こうが、しんと静まり返った。

「お義母さんが心配なさるお気持ちはわかります。ただ、あの人ももう大人ですから、自分の体のことは自分で管理できます」

「それは……そうだけど」

「私だって、あの人の食事には気を配っています。でも、外での付き合いや飲み物まで、妻が全部見張るなんてできませんよね」

努めて穏やかに、けれど一歩も引かずにそう続けた。責めるためではなく、ただ事実として。

いつもは立て板に水の義母が、めずらしく言い淀んでいる。二の句が継げないまま、しばらく沈黙が続いた。

やがて義母は、「まあ、あなたがそう言うなら」と、消え入りそうな声で言った。

あれほど責め立てていた勢いは、どこかへ消えてしまっていた。

やがて聞こえてきたのは、ふてくされたような小さな相槌だけ。いつも一方的にまくし立てる義母の、あんなに気弱な声を聞いたのは初めてだった。

その日を境に、義母から体重の電話がかかってくることはなくなった。

受話器を置いた私は、思わず小さく笑ってしまった。飲み込んでばかりだった言葉を、たった一言返しただけ。それだけで、胸のつかえがすっかり取れていた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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